昨夜はさいたま付近は快晴でしたのでナローバンド撮影をしていました。前回のNGC2170の画像処理をしながらの撮影でした。街中ではこれが出来ます。場合によっては撮影しながらかなりの画像処理をして出来栄えを確認することも可能です。
しかも暖かい部屋でぬくぬくです。
 朝方若干風が吹いものの薄明までしっかりと露出出来ました。
 昨年もナローバンドSAO合成で撮影したのであまり代わり映えがないですが、出来はやや進歩してきていると思います。くらげ星雲は超新星の爆発残骸でフイラメント状の構造物がありますが、ナローで撮影してみるとHα、OⅢ、SⅡの各成分がそれぞれが違った構造を呈しているのが分かり面白いですし、この3カラーで星雲の構造が立体的に表現出来ます。くらげはSⅡの成分が他の超新星爆発残骸の物と比較して多いようです。

ふたご座 IC443くらげ星雲
253d1cda.jpg



機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar MaximDLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却 
    Maxim DLで撮影 
フイルター  Astrodon 
       S:SⅡ 5nm  10min 12
       A: Hα 5nm 10min 12枚 
       O:OⅢ 5nm 10min 22枚
                       計7時間40分露出

昨年は輝星でハロが出て困ったですがAstrodonフイルターはハロが出にくいのが助かります。OⅢのコントラストも半値値が低いので向上しました。