ペルセウス座分子雲第2弾です。
3日祝日の夜は群馬妙義山に遠征してきました。GPVで曇りの少なそうでかつ風の弱そうな場所を選んだつもりでしたが、時折やや風が強くまた午前2時前には雲が結構出てきて場所の選定が誤っていたようです。この夜は都合で自分単独の遠征でした。星友の方々はそれぞれ違う場所での観測になりました。自分以外の方々のポイントは終始快晴の微風だとの事でご一緒しておけば良かったと悔やまれます。
 
 妙義山は東側が明るいのでペルセウス座が昇ってきてもかなりの時間かぶりの多い画像でした。それに天頂付近も深夜まではやや明るく、分子雲の撮影には厳しいものがありました。そのため色むらやかぶり除去に苦労しました。この夜は北方面の天候が悪くやむをえませんでした。
 17時頃早めに現地入りしましたが現地では同業の方々が一人いらして、その後2-3組の方ががいらっしゃいました。その中にtatsuさんがいらしていてご一緒に天文談義をする事が出来ました。大変楽しいひと時でした。tatsuさんありがとうございました。
最初にいらしていた方は地元群馬の方で、その方ともお話が出来、都合で早上がりされる時にいただきものをしました。ありがとうございました。
 対象は先日赤城高原で撮影したIC348のお隣のNGC1333付近です。
縦構図でvdB16にかけての分子雲の様子を捉えました。ここはIC348に比べて色彩のカラフルさはないですが分子雲のうねうねした様子が面白い領域です。昨年も撮影しましたが構図を若干変更し、NGC1333から北の方にかけてより伸びやかに分子雲が広がる様子を出してみました。
 構図変更でスケアリングやガイドの調整で相変わらず色々手間取ったりしました上、天候の関係で露出中断もありましたが何とか5時間は露出を確保できました。

ペルセウス座 NGC1333からvdB16にかけて
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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  
       Astrodon tru-balanceフイルター
           L10分21枚 
          RGB各5分(2×2ビニング)各6枚
                     計5時間

 MaximDLにてキャリブレーション、コンポジット (RGBはMaximではフラット
が合わず、ステライメージでキャリブレーションしてあります。)
ステライメージでデジ現 レベル補正 傾斜補正
PhotoshopにてRGB及びLとの合成と調整

先週の水曜日より栃木市、南会津、赤城高原、妙義山と遠征がやや続き画像処理中何度も寝落ちして画像処理がまだ未完成です。