九州地区の災害はいまだ深刻な状況で多くの方々が不自由な避難生活を送っていらっしゃいます。健康面でも不安な状況だと思います。一刻も早い安定した生活を送れるようになることを願っております。

 さて、先日Mewlon-250CRSの主鏡を清掃しました。といってもブロワーで埃を吹き飛ばしただけですが、組み直して撮影してみると若干光軸のずれを認めたました。そこで光軸調整をしたのですが、副鏡はセンタリングスコープで調整できますが、主鏡は星像を見ながらになります。昨夜はそのため近くの田んぼに出撃の予定でしたが天候不良で結局栃木市にプチ遠征してしまいました。
 星像は問題なく光軸調整は完了し、そのまま木星の観察と動画での撮影をしました。
肉眼的にはシーイングは悪くなさそうでしたが撮像はあまり良くないので木星の動画は今のところお蔵入りです。
 時間もあったので先日撮影したM13球状星団のL画像を試し撮りしました。月も太くバックグラウンドも明るい条件ですが風も微風で、先日赤城高原で撮影したL画像よりはるかに解像度の高い画像が得られたたので本格的にLを2時間撮影してきました。画像処理中であります。

4.15赤城高原にて               4.19栃木市にて
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ダーク・フラット未処理のトリミングしてJPEGにしたものです。
かなりの差があります。

 昨夜後半は、まだ季節的には全然早いですが上がってきたケフェウス座のIC1396星雲のなかの像の鼻と言われるvdB142をナローバンドHαでモノクロで捉えてみました。
この焦点距離で撮ってみたかった対象です。後日カラー化が楽しみになりました。
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機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター   baader planetarium
         Hα 7nm、 15min 11枚      露出2時間45分

カラー化はナローバンドSAO合成と行きたいところですが、天候が不順で季節的にも早く長時間露光は厳しいのでLRGBと組み合わせでナチュラルカラーにと思っています。