22日に栃木市プチ遠征にてSAOカラー化したM97ふくろう星雲ですが、SⅡの露出がわずか30分なので街中ですがSⅡを追加で撮影しました。M97はSⅡ領域はあまり写らないですが露出を増やして赤の成分を増強することでより立体感を得られることを狙ったものです。
 この24日夜は仕事場での街中ですが20時過ぎから天候が回復して朝まで快晴でした。前半はSh2-274のHαを追撮して、後半M97のSⅡを15分14枚 3時間半露出しました。
満月に近い状況では栃木市も街中もあまり画像に変化はないです。どりらもあまり条件は良くはないですが画像処理してみました。

M97 ふくろう星雲 SAO合成その2
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よりディテールが詳細になるような画像処理をしたみました。
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機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  baader planetarium
       Hα 7nm、15min 3月1日9枚、3月22日2枚 計11枚 
                       2時間45分
       OⅢ 8.5nm 15min 9枚 2時間15分 
       SⅡ 8nm  15min 栃木市2枚 街中で14枚 計16枚 4時間
                         総露出9時間
一気に露出時間は増えましたが結論として、条件の良くない空でもともと写らないSⅡを増やしてもあまり画質の向上には役立ちませんでした。