今週は風邪を引いて体調が悪かったのと、ガイドが出来ないトラブルで撮影出来ませんでした。体調は何とか回復してきたのでトラブルを改善するために昨夜はテストを兼ねて撮影しました。仕事で夜勤でもあり、月も煌々と照らす条件なのでおもにナローバンドでの撮影です。
 ガイドトラブルは今回のはDEC軸のみ出来なくなるというものでした。
Maxim DLのキャリブレーションでガイド星がL字に動くのですが最後にDEC方向が動かずスタート地点に帰ってこない状態です。ガイドを開始してもDEC軸のガイドは出来ません。PHDguidingにしてみたらDEC軸方向のキャリブレーションが全く出来ない状況です。当初PCを疑い予備のPCにソフトをインストールしてみましたが結果は同じ。
赤道儀はハンドコントローラーに対しての動きは良好で自動導入も問題なしの状況です。starbook tenのアップデートも効果なしでした。
 最終的に原因はLodestarX2のminiUSBのコネクターの接触不良でした。ここをいじると回復します。最終的に修理に出さないと駄目なようです。
 とりあえず原因がわかってほっとしました。なんとかガイドさせて撮影をすることができたのは幸いでした。
 対象はばら星雲の中心部の長焦点によるクローズアップです。
ナローバンドの特性を生かして細部まで描出してみたいと考えました。

NGC2237 ばら星雲中心部 ナローバンドHαによるモノクロ撮影
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若干周辺トリミングしています。

機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  baader planetarium 
               Hα 7nm、 15min 16枚 4時間露出
           
     ばら星雲の中心部の迫力ある変化にとんだ構造がなんとか出せたと思います。