昨夜はGPVの天候予報の回復兆候を信じガリバーに遠征して来ました。
ピンポイントで難しいかと思いましたが到着後快晴となり一晩中撮影出来たのは幸いでした。
今回のターゲットはおなじみケフェウス座IC1396です。昨年は全然撮れなかったですし、今年はナローバンドで不完全燃焼でしたので、がっつり撮ろうとまだ明るい内に現地に到着し、準備万端でしたが、こんな時にまたまたやらかしてしまいました。
2時間の1クール撮影の後L画像追加してのクオリティのアップを図ったのですが、気を許して仮眠したところ、この間1時間のL画像がピンボケでボツになってしまいました。
その前から少しづつずれていて、気が付かなかったです。今回の様な早い時間からの撮影では温度変化によるピント位置のずれは経験していて、鏡筒の温度はモニターしており確認はしていたのですが。やはり再チェックする必要があったようです。
その後月が出てきてしまいましたが、三日月で方向的にも良さそうでしたから薄明までLを追加撮影しました。

ケフェウス座IC1396
29ee59df.jpg


赤道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36  -15℃冷却
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分24枚 (内18枚使用) 
               RGB各5分(2×2ビニング)6枚 計5.5時間露出
風がやや強めになったりもしましたが、今回AXDとイプは最大で0.5ピクセルのズレに留まり、安定したガイドをしてくれました。


若干画像処理を変えてみました。

f18f891b.jpg


より自然でかつ星雲の構造を強調しつつ、背景の輝星の色を残してみました。WEB上
はPCのモニター上と色目や明るさが食い違い、なかなか思った通りにならないです