2015年5月2日
満月(月齢13)ですが、翌日休みでかつしばらく天候が悪いようなので出撃しました。狙いは惑星で、標高の高い所(標高1200m)でシーイングが改善するかどうかを確かめるため、自宅でなく粕尾峠で惑星を狙ってみました。
連荘の仕事を終え、自宅に戻って機材を積み込み出発し、到着は20時近くとなりました。天候は良さそうでしたが満月で明るく、まるで昼間のようです。3ないし4等星までしか星が見えません。あまり期待せず西に傾きつつある木星をCCDに映し出してみました。
結果は自宅で撮影したのとあまり変わりませんでした。シーイングは大気の状況で変化するもので、標高1000m位では変化無いのかも知れません。
とりあえず画像処理してみました。
Jupiter
機材 鏡筒ケンコーSE250N 赤道儀EQ6PRO
カメラ イメージングソース DFK21AU618.AS
RegiStaxで2分間の動画の3900フレームの内、良好の1/3フレームを
スタック、画像復元処理、ステライメージで仕上げ
次に土星も狙おうと考えましたが、まだ南中には時間があり、試しにM51を撮影したところカブリはひどいものの、予想に反して良好な画像を得られたので本格的に撮影を開始、Lを10分12枚、RGBを10分各2枚と3時間も粘ってしまいました。
M51子持ち銀河 りょうけん座 距離2300+-400万光年
機材 鏡筒ケンコーSE250N 赤道儀EQ6PRO ガイドLodstarX2
カメラ モノクロ冷却CCD QHY9 -30℃ フイルターbaader
planetarium L10分12枚 RGB各10分2枚(2*2ビニング)露出180分
撮影 ガイドともMaximDL
画像処理ステライメージ photoshopCC トリミングあり。
結果まずまずでしたので土星ではなくM27を撮影することにしました。
M27あれい状星雲 こぎつね座 距離820光年 惑星状星雲(中心星が寿命を迎えガスを放出、余熱で放つ紫外線が蛍光灯のようです。)
機材 同じ
露出はL10分6枚 RGBは5分2枚 計90分 若干トリミングあり
こんな感じで満月の日も撮影出来ないことはないなと思いました。
コメント
コメント一覧 (2)
やはり冷却CCDだと満月の夜でも良く写りますね!
休みが無くなってしまいますね^_^
明日は何処へ行くのですか?
星野なら考えてみます?
mdhn1999
がしました
mdhn1999
がしました