天体写真Diary

天体写真の趣味に没頭している毎日です。

2016年12月

 一昨夜28日は都留市、昨夜の29日は富士河口湖町に連荘で星友のひろたろうさんと遠征してきました。
 天候は一日目はまずまずでしたか夜半過ぎ一時的に薄曇りになりました。
二日目は全く曇らず微風で快晴で最高の天候でした。
 一日目の都留市遠征では自分の娘が来たがっていたので同行しました。中等部の天文部に所属する娘と星空を一緒に見ました。娘は満天の星空を観察でき良い体験になったと思います。現地では先日もお会いしたA氏とまたお会いしました。
 二日目の富士河口湖ではお名前は聞かなかったですがわれわれ以外にもう一名同業の方がいらしていました。
 この二日間ともひろたろうさんにはいつもの美味しいラーメンと熱々のコーヒーにスープをご馳走になりました。いつも大変ご馳走様です。ひろたろうさんありがとうございました。二日とも天文談義に花が咲き素晴らしい星空の下で一晩を過ごすことが出来充実した二晩でした。二日連荘は身体的にはハードでしたが、年末の仕事疲れやストレスが大いに発散した二日間でした。

 対象はぎょしゃ座のシャープレスNo.231・232・233・235といった集団の付近です。この二日間でまたまた難物にチャレンジしてしまいました。初日お試しでHαで写っていたので行けると思い撮影を開始したのですが実はなかなかの難物でした。
 ブロードバンドではほとんどノイズに埋もれた感じで写らないし、ナローでもHαも薄いしSⅡもぼんやりでOⅢなんか全然写りません。天候良く長時間で露出出来たので何とか形にする事が出来ました。
 今回はナローバンドSAO合成とLRGBをハイブリッドしてナチュラルカラーにしてあります。全体をカラフルにかつ星雲や周辺の淡い散光星雲の構造を出来るだけ描出してみました。

ぎょしゃ座シャープレスNo.231・232・233・235付近
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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  
       Astrodon tru-balanceフイルター
           L10分6枚
          RGB各5分(2×2ビニング)各6枚
       Astrodon 
           S:SⅡ 5nm  10min 18
           A: Hα 5nm 10min 34枚 
           O:OⅢ 5nm 10min 18枚  
                 計14時間10分露出
 
 左のやや大きい鈴状のが232、下の明るいのが235、その横が231
右の小さいのが233となります。

 23日の都留市遠征で撮影したエリダヌス座 IC2118魔女の横顔星雲ですが、背景に存在する淡い散光星雲を炙り出したく追加撮影を連荘でしました。
 これで23日・24日・25日と3夜連続の遠征です。仕事も季節がら多忙を極める中3夜連続撮影は堪えました。昨夜は夜勤中でしたがほとんど意識消失状態でした。
 画像処理ようやく一区切りでアップ出来るようになりました。
 遠征は24日矢板市では当初の1-2時間は良かったですが、その後薄曇りになり輝星の滲みがひどく撮影出来なくなり途中撤退でした。しかし久しぶりに矢板の人間自動導入機の眼視のKさんにお会いできました。いつもですがリクエストに次々と天体を目視で導入してドブソニアンで見せてくれます。まさに神業です。久しぶりにお会いしていろんな天体を見せて頂きました。いつもながらありがとうございました。そして天文談義に花が咲き大変楽しい一晩でした。天候は最悪でしたが充実した一晩でした。
 翌25日は悪天候の24日のリベンジに星友のひろたろうさんと茨城の常陸大宮市に遠征してきました。GPVの予報は厳しかったですが何とか晴れてくれることに期待しての出撃です。到着時に薄雲が全体にかかりがっかりしていましたが、その後晴れてくれて露出を延ばすことが出来ました。その晩もひろたろうさんには熱々のコーヒーにポタージュスープ、そしていつものとっても美味しいラーメンをご馳走になりました。いつも本当にご馳走様です、ありがとうございました。

 目的はエリダヌス座 IC2118魔女の横顔星雲の背景に広がる淡い散光星雲です。Rの追加とナローHαで撮ってみよう考えてみました。

エリダヌス座 IC2118魔女の横顔星雲
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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  
       Astrodon tru-balanceフイルター
           L10分18枚+矢板8枚
          RGB各5分(2×2ビニング)各8枚+常陸大宮でR20枚
       Astrodon 常陸大宮にて
           Hα 5nm 10min 18
                         計11時間露出

HαはRとLに加えてあります。かなり背景の淡い所を出すことが出来ました。 
この背景はすごく淡いのでHαでもほとんど写りませんでした。難物ですね。

 昨夜は星友のひろたろうさんと都留市に遠征してきました。
冬型の天気状況で風と雲を心配しましたが、GPVの予報どおり都留市は一晩中微風快晴で撮影を満喫出来ました。
 現地ではA氏とわれわれ二人の計三人でした。
 昨晩もひろたろうさんには熱々のコーヒーにポタージュスープ、そしていつものとっても美味しいラーメンをご馳走になりました。いつもご馳走になってばかりで済みません、いつも本当にご馳走様です。そして皆さんとの楽しい天文談義のひと時で充実した夜になりました。皆さんありがとうございました。
 昨晩の対象はエリダヌス座 IC2118魔女の横顔です。
昨年も撮影しています。昨年のものを越えるのが目標です。昨年は3時間半の露出ですので背景の淡い所は全く出ませんでした。今年はそこを狙ってみましたが撃沈です。もう一晩は掛けないと駄目みたいです。今晩は違う対象を撮るつもりでしたが、追加撮影するしかないですね。

エリダヌス座 IC2118魔女の横顔星雲
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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  
       Astrodon tru-balanceフイルター
           L10分18枚
          RGB各5分(2×2ビニング)各8枚 
       
                     計約5時間露出

背景の淡い所は画像処理難しいです。色むらなのか淡い散光星雲なのか区別つきません。露出を伸ばして再チャレンジです。

ふと考えると今月は遠征8回街撮り3回で計11夜撮影しています。ほぼ二日に一晩撮影している事になります。自分ながら良く撮っているものです。

 21日夜は20日夜と連荘で栃木市に遠征してきました。
目的は20日夜に撮影したNGC2264 クリスマス星団の露出時間を延ばすためです。
GPVの予報がやや不安な中当初は快晴でしたが、午前0時前より雲が出てきて一時撮影を中断して、その後再開出来たものの1時半には再び曇って来てしまい撮影終了となってしまいました。不完全燃焼ですが一応各フイルター毎1時間余りは延ばすことが出来ました。
月の出23時半ごろの時期でやはり現地は自分一人でした。

いっかくじゅう座 NGC2264 クリスマスツリー星団 ナローバンドSAO合成
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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar MaximDLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却 
    Maxim DLで撮影 
フイルター  Astrodon 
       S:SⅡ 5nm  10min 19
       A: Hα 5nm 10min 22枚 
       O:OⅢ 5nm 10min 23枚
                       計10時間40分露出
前回とは打って変わって解像度重視で仕上げてみました。

 まだ月が明るめですが、昨夜もGPVの予報が良く遠征に出かけました。
場所は近場の栃木市です。自宅から1時間余りのお手軽観測地です。空は明るめですが月明かりの中ナローバンドで撮るならば問題ありません。
 昨夜はよく晴れてかつ風もなく良い天候でしたが、朝方結露がひどかったです。あらゆる機材がびしょびしょになりました。
 現地では月もまだ大きいので自分の他には誰もいない寂しい遠征でした。

いっかくじゅう座 NGC2264 クリスマスツリー星団 ナローバンドSAO合成
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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar MaximDLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却 
    Maxim DLで撮影 
フイルター  Astrodon 
       S:SⅡ 5nm  10min 12
       A: Hα 5nm 10min 14枚 
       O:OⅢ 5nm 10min 16枚
                       計7時間露出
クリスマスらしくカラフルに少し派手目に仕上げてみました。
露出時間がやや足りなめです。すこしノイジーです。



 昨夜も一昨夜に引き続き連荘でナローバンド撮影に栃木市に遠征してきました。
ぎょしゃ座のIC405勾玉星雲付近にこだわって更に追加撮影してきました。最初から勾玉星雲にここまでのめり込むつもりはなかったのですが、満月に近い時期で月の位置からぎょしゃ座を選んだので結果的にこだわってしまいました。
 天候は朝まで快晴で途中やや風が強めでしたが、撮影が没になるほどではなく朝までしっかりと撮影出来ました。やはりこの時期では一人きりの寂しい状態でした。

画像処理では、星雲のディテールを出すのは一番解像度の高いHαを全面に出したいところです。ただSAO合成では緑が強くなり、カラーシフトでも黄色が全面に出てしまいます。そこでいつもはレベル調整でAを抑えていたのですが結果的に渋柿色に星雲がなり今一つ気に入らなかったのと、ディテールがうまく出ないのとで今回はSAOのレベル調整をあまりしないでみました。やはり全体的に黄色一色となり、どうしようか再考中です。

ぎょしゃ座 IC405勾玉星雲付近
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やりすぎの感があって画像処理やり直しています。        

機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar MaximDLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却 
    Maxim DLで撮影 
フイルター  Astrodon 
       S:SⅡ 5nm  10min 50
       A: Hα 5nm 10min 55枚 
       O:OⅢ 5nm 10min 36枚
                       計23時間半露出
結果的にSh2-223・224を抜いて歴代トップの露出時間になりました。ただ街中と満月期が主なので新月期に撮ればこの半分でも良いのかも知れません。

今後月の位置が変わっていっかくじゅう座やふたご座が撮れる様になってきているので次回は違う対象を狙います。


 月は満月に近いですが天候が良く夜勤も交代出来たので近場に遠征してきました。
天候は快晴で良かったですが当初はやや風が強く、最初の数枚星像が肥大して没になってしまいました。現場には自分一人の寂しい遠征となりました。
 対象は月の位置とその明るさからぎょしゃ座付近を考え、前回のIC405勾玉星雲付近の主にOⅢが枚数が足りなかったので追加撮影してきました。前回の記事と代わり映えのない内容になってしまいました。
 結果OⅢを5時間追加して6時間となり、Bのカラーノイズはかなり減少しました、しかし淡い部分の強調にはSⅡとHαがまだ足りないようです。ここまできたら更にしつこく追加撮影をしたくなりました。今夜も天候が良く連荘出撃しようかと思います。

IC405勾玉星雲付近
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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar MaximDLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却 
    Maxim DLで撮影 
フイルター  Astrodon 
       S:SⅡ 5nm  10min 31
       A: Hα 5nm 10min 23枚 
       O:OⅢ 5nm 10min 36枚
                       計15時間露出

 12月8日から12日まで連続5夜勤の内、9日から11日まで三日間は天候も良く街中ナローバンド撮影が出来ました。ただ10日は22時から3時前まで曇られてしまいました。
 初日はくらげ星雲を通しで7時間40分撮影し、10日と11日は前回ご紹介したIC2177わし星雲とIC405勾玉星雲付近を撮影しました。
 IC405勾玉星雲付近は11月12日に街中ナローバンド撮影したものですが、追加撮影して露出時間を伸ばしてより良いものする目的です。
 ナローバンドはコントラストが向上して星雲のディテールが鮮明になりますが、暗いのでどうしてもノイジーになります。そこでノイズ処理に頼るのですが、そうするとせっかくのディテールが失われるのでノイズ低減のため長時間露出が必要です。
 今回勾玉星雲付近はHαとSⅡを追加で撮影したことでかなりディテールアップに繋がりました。また後日OⅢもできれば暗い所で追加撮影したいところです。

IC405勾玉星雲付近
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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar MaximDLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却 
    Maxim DLで撮影 
フイルター  Astrodon 
       S:SⅡ 5nm  10min 19
       A: Hα 5nm 10min 23枚 
       O:OⅢ 5nm 10min 6枚
                       計8時間露出
OⅢの枚数が少ないのでかなりBがノイジーになってその処理でかなりカラーノイズ低減をしています。

11月12日に街中でHαで撮影したいっかくじゅう座のわし星雲ですが、今回街中にて追加撮影をしてSAOにて擬似カラー合成をしました。10日と11日の二日間で撮影しました。
天候は当初この9日から10日の3日間は快晴の予報でしたが真ん中の10日は途中曇ってしまい、明け方の3時からの撮影になりました。11日は終始快晴でしたがやや風が吹く天候でした。
対象は南の光害の強い方向でかつ高度も低いので条件は悪いのですがその形がかっこよく好きなので狙ってみました。

いっかくじゅう座 IC2177 わし星雲
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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar MaximDLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却 
    Maxim DLで撮影 
フイルター  Astrodon 
       S:SⅡ 5nm  10min 18
       A: Hα 5nm 10min 18枚 
       O:OⅢ 5nm 10min 21枚
                       計9時間30分露

条件が悪いのでOⅢの写りが心配でしたがなんとか出てくれました。

 昨夜はさいたま付近は快晴でしたのでナローバンド撮影をしていました。前回のNGC2170の画像処理をしながらの撮影でした。街中ではこれが出来ます。場合によっては撮影しながらかなりの画像処理をして出来栄えを確認することも可能です。
しかも暖かい部屋でぬくぬくです。
 朝方若干風が吹いものの薄明までしっかりと露出出来ました。
 昨年もナローバンドSAO合成で撮影したのであまり代わり映えがないですが、出来はやや進歩してきていると思います。くらげ星雲は超新星の爆発残骸でフイラメント状の構造物がありますが、ナローで撮影してみるとHα、OⅢ、SⅡの各成分がそれぞれが違った構造を呈しているのが分かり面白いですし、この3カラーで星雲の構造が立体的に表現出来ます。くらげはSⅡの成分が他の超新星爆発残骸の物と比較して多いようです。

ふたご座 IC443くらげ星雲
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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress Ultrastar MaximDLでガイド オフアキにて
カメラ starlightXpress SX-36  -30℃冷却 
    Maxim DLで撮影 
フイルター  Astrodon 
       S:SⅡ 5nm  10min 12
       A: Hα 5nm 10min 12枚 
       O:OⅢ 5nm 10min 22枚
                       計7時間40分露出

昨年は輝星でハロが出て困ったですがAstrodonフイルターはハロが出にくいのが助かります。OⅢのコントラストも半値値が低いので向上しました。

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