天体写真Diary

天体写真の趣味に没頭している毎日です。

2016年06月

GPVでこの付近は前日までの予報ではやや晴れそうで、しかし当日の予報ではかなり厳しい予報となっていたのですが、実際には久しぶりの快晴となりました。
 そこで先日以来撮影しているNGC6992網状星雲の追加撮影をしてSAO合成を完成させるべく夜勤の屋上にて機材を展開し、撮影に入りました。天候はややうす雲が時折通り過ぎましたがまずまずの状態が朝まで持ってくれました。
 実は先日夜勤の街中撮影の後、
近所の田んぼに晴れるかもと二日間出かけて、一日目は1枚SⅡのみ、2日目は全く晴れず惨敗となって昨夜で4日目の撮影です。梅雨時期なのでしょうがないですが、そろそろ決めたいところです。
 今回の星雲はカメラの向き変更して撮っていますが、先日以来スケアリングのエラーからくる星像の乱れがあったのですが、原因は冷却CCDのSX-36のスケアリング調整ネジの緩みによるもので調整して無事改善しました。冷却ファンの振動で自然に緩んだようです。
 今回はSⅡとOⅢを中心に追加撮影をして緑中心からよりカラフルな網状星雲になるように追加撮影をしてみました。
 
はくちょう座 NGC6992 網状星雲 ナローバンドSAO合成
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機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -15℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  baader planetarium
       Hα 7nm、15min 16枚 
       OⅢ 8.5nm 15min 12枚  
       SⅡ 8nm  15min 11枚  計9時間45分露出

色合いは緑主体ではなくなったのですが美しさとしては今一かなと思います。
昨夜もほぼ徹夜で、本日も日中の仕事を終えて今夜勤の部屋で画像処理をしていますが、そろそろ思考回路が怪しくなっていますのでまた明日以降仕上げをしていこうと思います。

6月28日に画像処理再度最初からやり直してみました。
ダーク、フラットの適合の見直し、各コンポジットの吟味等々、6時間以上かけて疲れました。
まずはAOO合成
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次にSAO合成
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SⅡでのみ写ってくる構造があって、SAO合成の方が立体的になりますが、絵的にはさっぱりしたAOO合成も綺麗ですね。2色の方が画像処理が楽です。
しかし、こうして見ると最初にアップしたものとそれほど変わりません、露出時間と画像処理の労力はなんだったんだろう。うーん難しいです。

 昨夜18日も梅雨時期の天候で良くないGPVの予報でしたが、夕方の空があまりに晴れていたのでついつい近所ですが撮影に出掛けてしまいました。
 近所の田んぼの自分が良く使用するスペースは普段人が夜間来ることは少ないのですが昨夜に限って先客がいました。天文の方ではないようですがすぐに帰りそうもありません。天候も今一つなので一度戻って出直すことにしました。後から考えるともう少しその方が帰るのを待つべきでした。自宅で仮眠してふと起きると以外に晴れていて、慌てて出発しました。先程の方はもういなかったです。大急ぎで機材を展開して準備していると次第に天候は怪しくなり結局SⅡフィルター1枚撮ったところで終了となってしまいました。残念な結果となってしまいましたがこの追加の1枚で網状星雲の画像処理を気合を入れてやり直してみることにしました。
 SAOのバランスはこういった超新星残骸では1対1がいいですね。いろいろ試してみましたが輝星の色もHαを抑えた時のように赤紫になりにくいので処理が楽です。
 1対1ではHαの緑が勝ってしまいがちですが超新星残骸ではOⅢやSⅡもしっかり出てくれてカラフルになります。露出が短めなので画像が荒れ気味ですがなんとか処理してみました。

はくちょう座 NGC6992 網状星雲 ナローバンドSAO合成
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機材その他データは前回にほぼ同じ 露出はトータル4時間半

気合いれて頑張ってみましたがあまり前回と代わり映えしませんでした。
やはり素材がもっと良く、つまり露出時間を伸ばさないと駄目ですね。


 梅雨の時期ですが、昨夜は予報に反してさいたま付近は夜半から朝まで気持ちよく快晴でした。夜勤でしたが駄目もとで機材を持参したところ、晴れてきたのでナローで街中撮影をしました。昨夜は仕事の都合で最初になかなか準備が出来ず、やや露出時間が短くなってしまいました。
 対象ははくちょう座のNGC6992 いわゆる網状星雲の片側です。長焦点でクローズアップしてみました。

はくちょう座 NGC6992 網状星雲 ナローバンドSAO合成
b1f48ff1.jpg

機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -15℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  baader planetarium
       Hα 7nm、15min 8枚 
       OⅢ 8.5nm 15min 5枚  
       SⅡ 8nm  15min 4枚  計4時間15分露出

ちなみにAOOで合成するとこんな感じです。
88edca54.jpg


昨夜はほとんど仮眠が出来ず、現在画像処理しながら何度も寝落ちして画像処理がしっかりできていません。暫定版です。

 ケフェウス座IC1396 vdB142 像の鼻の画像を再処理しました。
HαをLとRに加えてあります。Rにも加える事で色彩の強化を図っています。
もちろんRGBとL+Hの合成の割合も変化させてみました。
 まだまだ悪い点があり、検討中であります。
35497eab.jpg



機材データは前回に同じです。








 梅雨の時期で昨夜はどこも良くない予報でしたが、富士山付近が若干晴れそうだったので遠征しました。梅雨の雲が雲海となって最高の条件の良い空になるか、全く晴れずに撃沈するかギャンブルのような遠征です。しかも月の沈むのは午前1時過ぎという状況は厳しいですが、先日の御殿場口での遠征で途中で駄目だったRGBの続きをどうしても撮りたくて、1時間半あれば撮れると考え出撃してみました。
 雲海の上に出るには最も標高の稼げる富士宮口5合目がベストですが、GPVでは富士の南面は今一つの天候で、晴れそうな東側の須走を狙ってみました。
 現地到着21時過ぎでしたが、視界2-3mという濃いガスがあって早くも失敗したと思いました。しかたなく待つこと23時頃にはようやく晴れてくれたので、まだ月はあったのですがこの調子ではいつ曇るかわからないので取りあえず撮影開始しました。しかし30分で再び曇ってしまい、午前2時まで晴れませんでした。気落ちしながら撤収して帰ろうと鏡筒をおろしてふと振り返ると南の空には絶品の天の川が見えます。雲海のお陰で非常に暗い空をバックに美しい天の川が見えていました。しからばと撤収を中止し再度セッティングしているところでまた曇りだしてしかも霧雨の状態になってしまい、再度撤収しかけたところでまた晴れてきました。かなり疲労感で迷いましたが再度準備して薄明の始まる中撮影を敢行して先日の御殿場口で撮ったものと合わせてかろうじてRGB10分3枚づつそろいました。月のある中や薄明中のもので条件は悪いですが坊主にはならずホットしました。天候に振り回された一晩でしたが、最後は何とか30分晴れてくれたのと、素晴らしい天の川を見ることが出来、来て良かったかな?と思いました。次回はもっと安定した時に出かけたいものです。

ケフェウス座IC1396 vdB142 像の鼻
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機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター   baader planetarium
         Hα 7nm、 15min  11枚
        
        Astrodon tru-balanceフイルター  
         L15分3枚 RGB(2×2ビニング)10分3枚 
                         
                 総露出5時間
出来は良くないですが色々あった一夜の記念の一枚です。
条件の良くないRGBなのでまた後日撮り直したいですね。




 梅雨前の貴重な晴れ間があった先週は2日はひろたろうさん、5日はひろたろうさんとMr.JDISさんが遠征に行くとのことで是非ともお供したかったのですが、大変残念ながら仕事の都合がつかず夜勤が入ってしまい、両日とも遠征に行けませんでした。寂しく一人で街中撮影をしました。おまけに2日の夜は撮影の合間に痛恨の寝過ごしをしてしまいました。取りあえず形にはなったので後日報告します。まずは5日の街中撮影から報告します。
 5日の夜はさいたまは曇りがちの予報で、撮影時間があまりとれなさそうだったので新規の対象はあきらめて、時間の許す限り先日街中と栃木市で撮ったナローバンドによるはくちょう座のIC5067 通称ペリカン星雲の頭部のクローズアップのHαとSⅡの追加撮影をしました。結果的に4時間露出出来たのは幸いでした。
はくちょう座 IC5067 ペリカン星雲頭部 SAO合成        
2d35e6fd.jpg


機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却(栃木市) -15℃(街中)  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  baader planetarium
       Hα 7nm、15min 30枚 28日.5日街中にて
       OⅢ 8.5nm 15min 12枚  
       SⅡ 8nm  15min 16枚 6枚は5日街中にて 計14時間半露出
 Hαは15分30枚でかなりスムースな画像になりました。
SⅡもざらつきがかなり軽減していますが、欲を言えばこの倍露出したいですね。
今回のSAOはフラット処理やSAOの割合でかなり画像処理が難渋しています。
何度となくSAO合成からやり直していますが、なかなか納得のいく結果にならないです。
 実はこの夜接続リングを家に忘れてきてしまって、家内に持って来て貰いました。
家内に感謝です。近場の夜勤の場所で良かったです。遠征地では泣いていましたね。

 天文の話ではないのですが、昨夜は家族と千葉のいすみ市に行って来ました。といってもAダムの手前のホタルの里です。
 天体写真は5月31日の夜に曇って撃沈したのですが、その時に知り合った年配のグループの方からホタルの里を教えて頂いたので、いつも快く?遠征に送り出してくれている家族にたまには家族サービスとしてホタルを見せようと遠征したのです。
 若干出発が遅くなって現地到着20時半過ぎてしまいホタルの活動のピークが終わってしまうのではないかという危惧と、若干の風でホタルがうまく飛ばないのではと思いましたが何とか見ることができました。
 
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カメラNikonD800E ISO1600
レンズAF-S NIKKOR 24-70mm f2.8 
70mm  f3.5 180秒露出
疲労気味の家族でしたが、取りあえずホタルを見せられて良かったです。

 先日街中でナローバンドHαにて撮影したはくちょう座IC5067 ペリカン星雲をSAO合成にてカラー化するため遠征に行こうと計画していましたが、天候のよさそうな2日にあいにく夜勤のスケジュールがあり、遠征出来ないため、31日にあやしい予報のなか房総が晴れる予報に賭けて出撃しました。しかし、残念ながら深夜0時に晴れるもすぐ曇って結局坊主でした。
 翌1日は晴れそうでしたが風の全般に強い厳しい予報下でした。前日駄目でしたので今度は失敗しないように一番晴れそうで風の吹かない栃木市を目的地に選択しました。
 当日嬉しい事にひろたろうさんもご一緒できることとなり、夕方の抜けるような綺麗な青空の下に期待が高まる中、現地に早めに到着し準備していると、一台の車が入ってきて、それはなんとぴんたんさんでした。その夜はぴんたんさんには色々なアドバイスをいただいたり、ニュージーランドのお話を聞けたりと、思いがけず楽しい一晩になりました。ぴんたんさん、大変ありがとうございました。また次回お会いした時もよろしくお願い致します。
 ひろたろうさんとも無事合流でき、3人で一晩中天文談義をできたのはとっても楽しい思い出の遠征になりました。肝心の天候も31日と違い、1日はしっかり晴れてくれました。風も微風でなんとか長焦点でも撮影が朝までしっかり出来ました。
 ひろたろうさん、いつものおいしいラーメンとコーヒーをご馳走になり、ありがとううございました。仕事を翌日に控えるなか遠征にお付き合いいただき感謝いたします。また次回も是非よろしくお願いいたします。

はくちょう座 IC5067 ペリカン星雲頭部 ナローバンドSAO合成

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機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  baader planetarium
       Hα 7nm、15min 20枚 28日街中にて
       OⅢ 8.5nm 15min 12枚  
       SⅡ 8nm  15min 10枚  計630分露出
 Hαが強い天体ではSAO合成を各色のレンジをそのままで合成すると緑一色になるのでSⅡ:Hα:OⅢの比率を色々トライしてもっとも自然な感じに仕上げるのが難しいです。フラットもなかなか合わず苦労しました。輝星の色が青紫になっているのをまだ直していません。後日修正したいと思います。

 昨日の天文ガイド入選のご報告に引き続き連日ですが、星ナビ7月号星ナビGalleryにM13が入選しました。先月に引き続き星ナビ、天文ガイドダブル入選は本当に光栄です。大変嬉しいです。
 星ナビの方は5月号から3連続入選です。星ナビの定期購読延長は決定ですね。
定期購読すると自宅に郵送で送られてくるので、本屋さんに行かなくていいのと、少し早めに見れるのが嬉しいですね。ただ今回の星ナビは発売日当日に到着でした。

ヘルクレス座 M13球状星団
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この作品は富士河口湖町から赤城高原まで大移動した思い出の一晩とその後栃木市にて追加撮影して仕上げた思い出の作品です。大移動の甲斐があったと思います。

 いつもながら入選は皆さんの応援のお陰であります。いつもアドバイスや応援のコメントありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

 今月発売の天文ガイド7月号の読者の天体写真月例コンテストに先月6月号に引き続き入選することができました!!

作品はかみのけ座のM88銀河です。南会津にひろたろうさんとご一緒での思い出の遠征で撮ったものです。シーイングの良い夜に、天頂付近の良い条件でかつ南会津の暗い空で撮ったので内心は手ごたえはあったのですが、銀河の画像処理は良く分からなく、先輩方のような光輝く銀河にはなかなか思ったようにならないので、微妙でしたが採用されて大変うれしいです。

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 天候不良続きでややテンションが下がり気味でしたが、またこの入選で天体写真の趣味を続けるモチベーションが一層出てきました。これからも精進して頑張ります。
 いつも応援していただいているブログ友の方々、応援ありがとうございます。
またいつも遠征にお付き合いいただいているひろたろうさん、MrJDISさん、お付き合いありがとうございます。皆さまこれからもよろしくお願いします。

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