天体写真Diary

天体写真の趣味に没頭している毎日です。

2016年05月

 昨夜は快晴でしたので遠征に行きたかったのですが、あいにく仕事で夜勤なので街中でナローバンド撮影をすることにしました。
 今回の対象はIC5067、通称ペリカン星雲の頭部です。ここは恒星の形成領域があり、ハービッグ・ハロー天体(新しく生まれた恒星に付随する星雲状の小領域)555や565などが存在して、興味深い領域であります。長焦点で一度狙ってみたかった領域です。
 実際に撮影してみるとペリカン星雲は思ったより淡く、光害地でピニングなしの15分の1カットではほとんど映ってきません。それで昨夜は当初の予定のOⅢ、SⅡは次回にしてHαのみ時間の許す限り撮影しました。20カット計5時間でなんとかこの555などが写ってくれています。
 はくちょう座 IC5067ペリカン星雲頭部
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頭部のクローズアップ白黒反転
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機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -15℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター   baader planetarium
         Hα 7nm、 15min 20枚      5時間露出
カラー化はSAOを狙いたいところですが最近の天候では時間が取れにくいので悩みます。

 21日夜は若干天候が良さそうなので遠征でもと考えたのですが、自宅付近が晴れていたので近所の田んぼに出掛けました。しかしセッティングするところまでは晴れていましたが、その後曇ってしまい、成果0に終わってしまいました。
 そのリベンジとして、昨夜はほぼ満月ですが晴れてくれましたから仕事場屋上での撮影です。
 対象は18日夜にやはり仕事場でナローバンドSAOで撮影したM27亜鈴星雲です。露出時間を伸ばしてよりディテールを詳細に描出する目的です。長焦点はシーイングの良し悪しが重要ですからより高度の上がった状態で対象を捉えたいです。一日目はHαが低い高度メインで撮っていたので、再撮影してみようという考えです。
 しかし昨夜は満月のせいか星の見え方がかなり悪く、対象の写り方も18日夜の画像に対しより良い画像は得られませんでしたが露出時間を伸ばしたことによってやや階調の豊かな画像が得られました。
 こぎつね座 M27亜鈴星雲 SAO合成
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機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  baader planetarium
       Hα 7nm、15min 12枚
       OⅢ 8.5nm 15min 13枚  
       SⅡ 8nm  15min 11枚 
                         総露出9時間
なるべく階調を残しつつ仕上げてみました。
相当のトリミングをしています。

 昨夜は久々に朝まで快晴の天候でした。夜勤の仕事でしたので例によってナローバンドでの撮影です。
 対象はこぎつね座のM27亜鈴星雲です。明るいので比較的良く写ってくれます。特にOⅢが良く写って綺麗ですね。SⅡはあまり写らないのでAAO合成もやってみましたが、SAOの方が綺麗な色合いになりました。

こぎつね座 M27亜鈴星雲 SAO合成
d603c6ce.jpg

機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター  baader planetarium
       Hα 7nm、15min 6枚
       OⅢ 8.5nm 15min 6枚  
       SⅡ 8nm  15min 6枚 
                         総露出4時間30分
SAO合成で綺麗な色合いがでてくれて良かったです。ガイドグラフも安定しており、
シーイングもそこそこで、星雲の内部構造も比較的良く出てくれました。
 周囲に噴出すガス状のものは流石に街中では厳しいですね。一度遠征で撮ってみたいですね。

 11日夜から12日夜にかけての2日間の富士ヶ嶺遠征の夜の後半はNGC7000の撮影に費やしました。
 3月30日のHα、5月7日のLRGB(これは不十分でした。)に続いてこの2日間でLRGBとHαを追撮してよりクオリティアップを狙ってみました。白鳥座はこれからますます天頂付近にかかりもっと条件が良くなりますが、来月位にはシステムをイプシロンメインに変更の予定なのでMewlonで今のうちに仕上げてみようと思いました。高度も明け方にはかなり上がるので長焦点でも良い画像が得られそうでした。連荘遠征で夜半過ぎの2日間をかけられたので必要な露出時間を得ることが出来ました。
 両日とも夜半過ぎには快晴で、富士山の上に上ってくる天の川が肉眼で綺麗に見られました。さそり座も尻尾まで綺麗に上がっています。写真も撮れるのは幸せなことですが、こうして肉眼で素晴らしい星空を見ることは日頃の仕事で疲れた頭に最高のリフレッシュを得ることが出来ます。入れたての熱いコーヒーを飲みながら星空を堪能していると、この趣味をしていて良かったなと思える至福のひと時でした。

白鳥座 NGC7000 北アメリカ星雲 中心部

最初はより迫力のある感じに仕上げました
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その後よりナチュラルにソフトにしてみました。
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Hαをどう生かすかがポイントですが、今回Lも露出時間が撮れていて、Lとの配分でいろいろな感じに仕上げることが出来ます。
まだまだ色々とトライしてより良くなるように画像処理してみます。
機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター   baader planetarium
         Hα 7nm、 15min  3月30日90分 5月12日120分
        
        Astrodon tru-balanceフイルター  
         L15分1枚 RGB(2×2ビニング)10分R2枚GB各1枚 
                         5月7日
         L15分4枚 RGB(2×2ビニング)10分R1枚G4枚B2枚
                         5月11日
            総露出7時間5分



一昨夜11日と昨夜12日の連荘で富士ヶ嶺高原に遠征してきました。
天候は相変わらず不安定ですが晴れる見込みがあれば可能性にかけて出撃です。
一昨夜11日は23時以降なら晴れの予報に出撃したところ、現地到着19時過ぎには濃霧で視界がほとんどないという厳しい状況で、視界が悪いので行きに鹿の群れにぶつかりそうになりました。心の折れそうな天候でしたが他に良さそうな場所もなく、待つこと数時間で23時に予報通り晴れてくれました。がしかしその30分後には再び濃霧で視界0に。
めげずに待つこと30分で快晴となり、やや風が吹くも朝まで快晴でした。そんな天候なので現地には天体関係の人は自分一人きりで、少し離れたところにもう一方いらっしゃいました。
 昨夜12日は当初関東全域に晴れの予報で喜んでブログ友のひろたろうさんと出撃の予定をたてましたがその後予報は下り坂で、山梨方面のみ晴れの予報に自分単独での出撃になってしまったのは残念でした。現地には6-7組の同好の方で賑わっておりまして、朝まで微風快晴のコンディションは大変嬉しかったです。
 対象は夜の前半はりょうけん座の銀河群です。昨夜はシーイングがとても良く、ガイドも見たこともないほどグラフが安定していました。

りょうけん座 NGC5350、5371付近
4dadaea8.jpg




少しトリミングしてあります。
機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター    Astrodon tru-balanceフイルター  
         L15分10枚
         RGB 各10分3枚 (2×2ビニング)
            総露出4時間

2日目のシーイングがとても良く、銀河の構造が良く描出出来たと思います。

 前後しますが、5月5日の夜に茨城北部のH公園に遠征した時に撮影したかみのけ座のM99銀河です。
 5月4日片品高原遠征で最初にこれを対象にしていたのですが曇られて撮れなかったので、翌日遠征して撮り直そうとしたわけです。
 しかしこの夜はこの公園で街灯が点いたのです。駐車場のすぎわきの街灯の煌煌とした灯りのせいで辺りは満月のようでした。なんでも上の天文台付近のロッジのお客さんのために点けたそうです。でも一人もお客さんらしき人は通りませんでした。この街灯は21時半まで点いていました。係りの人が通りかかっておっしゃるには午前0時まで点ける予定だったが、あなたのような天体撮影の人がいたので21時半にしたとのことでした。車とシートを遮光坂にして防いだもののL画像以外撮る気にならない明るさです。
次回からここは休日とかはパスした方が良いですね。
 その後悪いことは重なり街灯が21時半に消えてから薄雲が出てきてその後すっきり晴れることはありませんでした。
 今回も厳しい条件でしたが何とか画像処理しました。

かみのけ座 M99
97416918.jpg

トリミングしてあります。                  
機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター    Astrodon tru-balanceフイルター  
         L15分7枚(3枚は片品高原にて)
         RGB 各10分3枚 (2×2ビニング)
            総露出3時間15分
 ここのところ天候等運が悪い状況が続いています。次回はすっきりしたいですね。

 昨夜はブログ友のひろたろうさんと南福島のK丘まで遠征してきました。
前日までのGPVで、晴れそうな予報に出撃しようと考えていました。4日夜の片品高原遠征、5日夜の茨城北部に遠征と連日の遠征で家族の批判の高まる中、ここのところ天候の不良に撮影結果が不十分であることを説明して、何とか説得して出撃の許可をもらいました。心の広い家内に感謝です。
 昨夜はひろたろうさんと遠征地の相談をして、最も夜半過ぎからの晴れ間の見込めそうな南福島東部を目的地に決めて3時間余りかけて現地に到着しました。同好の士は3組みほどいらしていました。実は自分はここは初めて訪れましたが、街灯一つとしてない環境に若干遠いですが魅力的な観測地であると思いました。
 現地の天候はGPVでは晴れ間が22時から朝まで持つはずでしたが雲がなかなか取れず、午前1時になってようやく晴れてくれました。晴れ間の一番早い白鳥座に対象を決めて早速撮り始めましたが、数枚撮ったところで強風が吹き始めてしまいました。
例のシーツを両手両足でモモンガの様に広げて風よけをしましたが、効果は左程なく疲れるだけで、L1枚R2枚GB各1枚づつしか使い物になりませんでした。ここのところ3回連続で遠征地での天候不良に泣かされ、落胆もひとしおです。自然相手では仕方ないですがもう少し何とかならないものでしょうか。神様に是非お願いしたいところです。
 天候には泣かされましたが、ひろたろうさんにはいつもの美味しいラーメンやコーヒーをご馳走になり、先客の皆さんとの楽しい天文談義、そして1時過ぎに晴れてからは素晴らしい天の川と流星を眼で見ることが出来、とても楽しい一晩でした。
 遠い遠征地でも友と一緒に移動するのは楽しく、疲労感が一人の移動と違って感じられないです。ひろたろうさん、お付き合いいただきありがとうございました。とっても美味しいラーメンと暖まるコーヒーありがとうございました。
 今回は残念な結果でしたがこれに懲りずに是非またよろしくお願いします。

そんな感じで結果は芳しくないですが一応アップしてみます。少数枚での処理のためノイズの多い画像となってしまいました。

はくちょう座 NGC7000 北アメリカ星雲中心部
ab974f6f.jpg

機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター   baader planetarium
         Hα 7nm、 15min 10枚  3月30日ガリバーにて
        Astrodon tru-balanceフイルター  
         L15分1枚 RGB 各10分R2枚GB各1枚 (2×2ビニング)
            総露出2時間25分
 不完全燃焼です。また機会みて撮ってみたいです。
 

 4日のブログ友の皆さんとの楽しい思い出に残る片品高原での一晩は雲&雨の天候にたたられましたが、午前1時過ぎには撮影を再開出来てM16わし星雲のRGBによるカラー化が出来ました。
 今回のRに4月30日のいすみ市でのHαを軽く比較明でブレンドしてからRGB合成をして、そのRGBをモノクロ化してL画像の代わりにしてHαと比較明でブレンドして恒星のサイズ合わせを行った後、HαとRGBで輝度での合成をしてあります。
 完成してみてやはり長焦点の画像はシーイングが命であり、比較的低い高度で南中前でシーイングは厳しい状況であり、星雲のディテールの描出はかなり甘いです。
 次回もっと条件の良い時はなかなかないですが、骨格であるHαを再撮影してもっとディテールの表現を詰めてみたい対象です。もし時間あれば全部ナローで撮影してSAO合成のほうが更にディテールアップが期待できます。しかし南の低空が条件良く撮れて長時間のナローなんて最近の天候考えれば夢のような話ですね。

へび座 M16わし星雲 カラー化
fd381b74.jpg

機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター   baader planetarium
         Hα 7nm、 15min 10枚  4月30日いすみ市にて
        Astrodon tru-balanceフイルター  
            RGB 各10分3枚 (2×2ビニング)
            総露出4時間

4日夜はブログ友のひろたろうさんとひろたろうさんの先輩のK氏、CSTのH氏と合同で片品高原に遠征してきました。
 当初晴れていて数枚撮影できたのですが、あいにくGPVの予報の更に上をいく天候でその後雲がなかなか取れず、また雨がぱらついたりしましたが、なんとか午前1時過ぎに撮影を再開することが出来ました。
天候では苦労しましたが、皆さんとご一緒での楽しい天文談義とても良い思い出になりました。ありがとうございました。また次回よろしくお願いします。
 今回は以前使っていたEQ6赤道儀を久々に引っ張り出し、カメラレンズでの自動導入と撮影にチャレンジしてみましたが、使い方を忘れていたりトラブルなどでなかなかうまくいきませんででした。その後何とかバンビの横顔を撮影してこれました。ノーマルカメラでフラットも撮っていないので適当な画像です。次回にはもっと詰めていきたいですが2台体制はなかなか大変ですね。

バンビの横顔とその周辺
db3527e6.jpg

撮影機材 
赤道儀 EQ6 カメラNikonD800E(無改造)ISO1600
       レンズAF-S NIKKOR70-200mmf2.8GED VR-2 200mm 絞り解放
      露出2分40枚 ノータッチガイド 計80分
 ピント合わせも慌てて適当です。



 4月30日土曜日の房総の遠征で夜の前半に撮影した対象はうみへび座のM83、俗称南天の回転花火銀河です。これは南方向のかなり高度が低い対象で、南の方向が低空まで暗い空が必須です。そこで房総に遠征した時には撮ってみようと考えたわけですが、
結果としては出来は今一つでした。確かに房総は南方向が暗く低空まで暗いのいいですが、いかんせん低空はシーイングが悪いので、よほど空全体の条件が良くないと長焦点での銀河の詳細の構造がクリアーに写ってくれません。今回の空は南方向の低空のシーイングは良くなかったです。おまけに風の影響でガイドが不安定でそのためにも画像がクリアーになりませんでした。

 それでも記録として一応画像処理してみました。
うみへび座 M83 南天の回転花火銀河

c941e440.jpg

5.3若干画像処理変更してみました。                   


機材その他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒Mewlon-250CRS レデューサーにて1825mm、F7.3
ガイド starlightXpress Ultrastar Maxim DLでガイド (オフアキ)
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター   
            Astrodon tru-balanceフイルター  L15分12枚
            RGB 各10分3枚 (2×2ビニング)
            総露出4時間30分
こういう時もあります。仕方ないですね。
次回は条件の良いものを狙ってみたいですね。
 


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