天体写真Diary

天体写真の趣味に没頭している毎日です。

2015年10月

 前回仕事場で撮ったHαの胎児星雲ですが、OⅢとSⅡが街中では厳しいのでSAO合成では出来が悪かったです。そこで先日ひろたろうさんとご一緒に群馬に遠征した時に撮ったLRGBに今回のHαを加えてナチュラルカラー合成してみました。LにHαを比較明で合成し、そこにRGBを輝度で合成し、ぴんたんさんの手法でピンクにならないように工夫しました。今回は特にHαで撮った星雲の微細な構造がでるようにブレンドしました。
IC1848 胎児星雲 Hα+LRGB
cf525e43.jpg



機材その他データ
赤道儀 Vixen AXD 鏡筒タカハシ ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm 
    starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  Hα-5℃冷却 LRGB-20℃ Maxim DLで撮影 
フイルター Hα baader planetarium Hα 7nm、 
      10min 18枚  計3時間露出
      LRGB Astrodon tru-balanceフイルター  L10分21枚  
      RGB各5分(2×2ビニング)6枚 LRGB計5時間露出



 少し前になってしまいましたが南会津での撮影で本命のNGC1333が上がってくる前に撮影したシャープレスNo.Sh2-129をアップします。これはケフェウス座IC1396のそばにある天体です。この中心にOⅢの領域があるらしいのでまずHα撮って機会みてOⅢをと思っていますがなかなか機会がなくとりあえずですがHαモノクロで画像処理してみました。
ケフェウス座 Sh2-129 (俗称フライングバッド星雲)
62e524ec.jpg




特にトリミングはしていません。500mm焦点距離のフルサイズの画角一杯に近い大きさです。
機材その他データ
赤道儀 Vixen AXD 鏡筒タカハシ ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm 
    starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却 
    Maxim DLで撮影 
フイルター baader planetarium Hα 7nm、 10min 9枚
                                     1時間30分露出
なかなか構造が面白い天体ですがブロードバンドでは構造がなかなか写ってこないようです。Hαでももっと時間掛けないとと思います。

 2015年10月24日から25日の二日に亘って光害のひどい仕事場の屋上で胎児星雲をナローバンドで撮影してSAO合成をしてみました。両日は風が強かったので、若干星像の流れが多かったです。流石にAXD赤道儀は大型なので強風下でもそこそこ撮れたのは幸いでした。しかし何と言っても街中は光害が多く条件が悪すぎで、Hαはまあまあ撮れてもやはりO3はかぶってしまい全然駄目でした。そこでとにかくO3を撮りまくって数を稼ぎ、光害に埋もれた映像を冷却CCDの階調でなんとか押し出した感じです。かぶりの強さで背景のフラットが合わずトリミングしてあります。
IC1848 胎児星雲 SAO合成
6e02f154.jpg



機材その他データ
赤道儀 Vixen AXD 鏡筒タカハシ ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm 
    starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  24日は-5℃、25日は-15℃冷却 
    Maxim DLで撮影 
フイルター baader planetarium Hα 7nm、 10min 18枚
                                      O3 8.5nm 10min 37枚
                                       S2 8nm  10min 27  計830分
                            (13時間50分露出)
 露出時間を延ばしてもO3はなかなか鮮明にはなりませんし、かぶりも強いですね。街中でも明け方近くの照明の消えやすい時間のものをセレクトしてなんとかO3は形になりました。O3は条件の良い空が必要です。S2はO3よりは若干光害に強いですがHαとは比べ物になりません。

 現在怒涛の5連続当直中ですが、今回も仕事場に機材を持ち込み空き時間にナローバンド撮影しました。
 昨夜は当初うす曇で、一等星さえかろうじて見えるレベルでしたが夜半ちかくには快晴となり、条件の良い空になったのですがその後の強風と当初の天候からO3とS2の露出時間が各1時間ちょっとしか撮れず、SAO合成出来るレベルになりませんでした。
 今晩再チャレンジです。
とりあえずHαのみのモノクロの分の画像処理をしてみました。
IC1848 胎児星雲 Hαナローバンド

fa290315.jpg



相当のトリミングあり
機材その他データ
赤道儀 Vixen AXD 鏡筒タカハシ ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm 
    starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  -5℃冷却 Maxim DLで撮影 
フイルター baader planetarium Hα 7nm、 
      10min 18枚  計3時間露出
星雲のディテールはかなり詳細に描出出来たと思います。

 新月期も終わりに近づき、月が23時半頃まで出ているのですが天候が良いとの予報に出撃しました。
 昨夜は大間々台です。予報に反し到着時には全くの雲天でした。おまけに工具を自宅に忘れ途中であったスケアリング調整が出来ないのは不都合なので一旦山を下りカインズホームで工具を購入し、天候の回復を確かめ再び現地に到着したのが21時過ぎでした。昨夜は他に服を引っ掛け、赤道儀をずらし、極軸合わせからやり直したり、ガイドに頭をぶつけガイドのセッティングをやり直すなどこれでもかとトラブル続きで大変疲れた一晩でした。
 今回の対象はややセオリーに反し、南方向の明るい空の条件の悪いオリオン座方面です。撮ってみたい欲求に鏡筒を向けてみました。夜半過ぎからは月も沈みオリオン座も高度を増してやや条件が良くなりました。
今回幸いだったのは、栃木のKさんと久し振りにお会いできたことです。楽しくお話しができ、眼視で天体を見せていただきました。貴重な楽しい思い出に残る一晩でした。Kさん有難うございました。



M78星雲とその周辺、バーナードループの一部

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機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  LRGB-20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分13枚  
      RGB各5分(2×2ビニング)4枚 LRGB計3時間10分露出
オリオン座はまだまだ撮ってみたい対象が多いですね。

 17日土曜日に深夜から晴れそうな戦場ヶ原へ今月6回目の遠征に行ってきました。
当初午前0時過ぎから晴れる予報でしたので、のんびり夕食を家族でとってから出発しました。ところが現地到着23時にはすっかり晴れていたのでもっと早く行くべきだったと後悔しました。
 もっとも自分は仕事で当直も多く、休みにはたびたに遠征に行くので、たまには家族と一緒にいないと顔を忘れられそうです。今回は出遅れましたが良しとしなくてはいけません。
 現地到着後あわてて機材を展開しました。相変わらず要領が悪く撮影開始まで1時間半かかりました。今回の対象は前回南会津で撮影したNGC1333です。前回のもまずまずの出来でしたが、分子雲をもうすこし荒れずに強調するために出来ればあと4時間追撮する予定でした。ところが午前3時前には曇ってしまい、Lを予定の半分も撮れなかったです。
そのためか画像処理するも前回のレベルをなかなか超えられませんでした。
それにここのところ四隅の星像改善のためスケアリング調整で2日間連続で仕事場に機材を持ち込んで調整していたため、なかなか時間が取れなかったので画像処理遅れました。

 NGC1333付近
79d11ed6.jpg



  


機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  LRGB-20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分17+6枚  
      RGB各5分(2×2ビニング)6+4枚 LRGB計4時間20分露出+2時間
                          total6時間20分
時間はそこそこ掛けましたが画像処理が下手糞なので今一つの作品です。前回より若干荒れが減少しつつ分子雲をより出せてはいると思います。


 昨夜天候がよさそうな南会津に遠征してきました。南会津は行ってみたいのですが遠いのと天候の関係でなかなか行けなかったのです。
 現地到着19時半位で、その時GPVは予報が悪化し、23時迄曇りがちな予報でしたが、良い方向に変わり現地で少し待つこと30分で晴れてきました。その後雲が若干通り過ぎることが何回かありましたが無事薄明まで撮影出来ました。なにより見たかった南会津の天の川です。くっきりと見えるその様子に見とれてしまいました。
 対象は本命がNGC1333付近で、あがって来るまではSh2-129を狙っていました。
Sh2-129は非常に淡い星雲でなかなかうまく撮れなかったので、暗い空なら撮れるかと思い、まずHαで撮影してみましたがなかなかの難物で本命の上がってくるまでの90分足らずでは全然露出不足でした。しかし本命のNGC1333付近の露出が足りなくなっては元も子もないので90分で切り上げNGC1333付近に鏡筒を向けたのですが、例によって不器用なので構図決め、そしてピント出しやスケアリングの微調整に時間を食ってしまい予定時間にNGC1333付近の露出を開始出来なったのは悔やまれます。
それでも天候が一時曇ったりしたものの、トータル4時間弱露出を取れたのは幸いでした。

NGC1333付近

961a79c7.jpg


機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  LRGB-20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分17枚  
      RGB各5分(2×2ビニング)6枚 LRGB計4時間20分露出
じっくり時間かけて画像処理やり直してみましたが余り変わっていません。


 昨夜はブログ友のひろたろうさんと群馬方面に遠征に行ってきました。
GPVの予報は当日にだんだんと悪い方向になり、現地到着時の17時半のGPVでは23時か午前0時にならないと晴れない予報になってしまいましたが、ひろたろうさんとご一緒なので気分は一人の時と全く違って暗くはならず、天文談義でもしながらのんびり待ちましょうという感じでした。昨夜はもう一方ひろたろうさんの先輩と3人での観測、撮影でした。
 ところがいつもひろたろうさんとご一緒の時は天候の奇跡的な回復に恵まれており、今宵も到着してすぐ晴れ間がでてきてアライメント、極軸調整など準備が進みました。その後一時的に曇ってはきたものの、21時48分に撮影開始が出来ました。よほどひろたろうさんの日頃の心がけが良いんではないでしょうか? ご一緒させて頂きその恩恵にあずかり天候に恵まれ、有難うございました。また次回も宜しくお願いします。
 さて、天候の関係から対象をあまり考えてはおらず、昨夜および一昨夜のL画像の追撮でもできればと思っていたのでいざ晴れると対象を迷いましたが、今回も昨年撮ってあまり出来が良くないメジャーな対象のリベンジとしてIC1848胎児星雲に決めました。
 出来るだけ露出時間をとって強調しても画像が荒れないようにとトータル5時間を
掛けてじっくり撮影しました。そのため画像処理が大変楽でした。

IC1848 胎児星雲
a3cf1c43.jpg



若干のトリミングあり
機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  LRGB-20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分21枚  
      RGB各5分(2×2ビニング)6枚 LRGB計5時間露出
 今回はかぶり処理が楽になるようRGBをなるべく条件の良い天頂付近に撮り各フイルターごと念入りにピントを追い込み撮影してみました。

 3日連続の遠征の中日は花立自然公園に行きました。
この夜は台風の影響で7日程ではないにしろ強風が予想され、遠征地を選ぶのに迷いましたが、実際に高速を走っていて栃木市付近を通過中の風から予報より強めな風を感じ、少しでも風の弱い花立を選びました。
 現地では幸い微風のみで風の影響は少なかったです。
この夜は自分を含め4人でしたが、他の方々の機材が、TOA-150やFSQ130などすばらしいものがあり、目の保養でした。その中にただよしさんがいらっしゃってお話できましたが、写真へのこだわりとその技術力の高さに自分など本当にまだまだだなと思いました。いろいろなお話を聞き勉強になりました。コーヒーもご馳走になりました、有難うございました。気さくでとても明るい、良い感じの方でした。
 対象は当初胎児星雲を考えましたがあがってきた撮像をみて、空も明るいのでかぶりがやや多くなりそうだったのでM45に変更しました。
実際M45も周辺の淡い分子雲はかぶりも強く引き出すのが難しかったです。

M45付近
fd40e9a9.jpg

機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  LRGB-15℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分10枚  
      RGB各5分(2×2ビニング)6枚 LRGB計3時間10分露出
もうすこし周辺の淡い分子雲をくっきりだしたかったですが、露出時間や空の状況で
難しいです。

 10月7日から9日にかけて3夜連続の遠征でした。
新月期の天候の良い時はなるべく無理してでも行こうと思っていましたので頑張りました。三日連続ほぼ徹夜しての仕事はかなりきつかったです。
 眠気との戦い、時間もなく、満足に画像処理もできなかったのですが、ようやく今なんとか形になったので順番は前後しますが、昨夜の対象であるIC348付近からアップします。IC348付近は最近ベテランの先輩方がアップされていて撮ってみたいと思いました。画像処理が自分には無理かなと思うのと、仕事終わってから平日の遠征では露出時間が足りないかとも考えましたが狙ってみました。
 昨夜は少しでも晴天の確立の高めな戦場ヶ原に決めました。現地では当初曇っていましたが、その後快晴となってくれました。若干うす雲が来襲もしましたが、まずまずの天候で良かったです。ただやはり連休前夜の戦場ヶ原はひっきりなしに車の来襲があり、かぶり防止に遮光板をかざすのが大変でした。直ぐ前にどこかの大学の天文サークルと思しき30-40人の集団がやってきて、星空を見ては、やべーやべーと叫んだりなど、騒ぎまくりで閉口しました。

IC348付近

5625868e.jpg



機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  LRGB-20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分14枚  
      RGB各5分(2×2ビニング)6枚 LRGB計3時間50分露出
もう少しうねうねとした分子雲をだしたかったです。Lを追加撮影しても良いかもしれません。

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