天体写真Diary

天体写真の趣味に没頭している毎日です。

2015年09月

 中秋の名月やスーパームーンの時期ですが、お月様はスルーして近所でナローバンド撮影を試みました。
 結果は結論から言えば撃沈でした。27日、28日は晴れ間に機材セットしてアライメントやピント合わせまで出来たとしても、その後の曇りで一枚も撮れなかったです。
 あきらめきれず昨日は、やや良さそうな予報に近所の田んぼで粘ってみました。待つこと4時間、23時過ぎにようやく晴れてきましたので撮影開始しました。しかしその後、たびたび雲が行き過ぎる状況で、なおかつ風も時折強く吹いていました。更に上空にはスーパームーン1日後の強烈に明るい満月と、光害満載の空で、最悪の状況ではナローバンドといえどどうしようもありません。比較的明るめの対象で撮りやすいはずですが、写りが悪くノイズの中にかろうじて何か写ってるなという感じでした。
 こんな状況で画像処理何度もあきらめて中断してはまた開始し、ようやく一応形にはなりました。
 ナローも空の状況悪い時には特にカラー化は止めといた方がいいです。
 ただ機材のチェックには色々得るものがありましたので課題を持ち帰り改善を検討中です。
IC1805 ハート星雲SAO合成
a9fd8f52.jpg



機材その他データ
赤道儀 Vixen AXD 鏡筒タカハシ ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm 
    starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  -15℃冷却 Maxim DLで撮影 
フイルター baader planetarium Hα 7nm、 10min 12枚
                        (8月に撮影したもの)
                                      O3 8.5nm 10min 15枚
                                       S2 8nm  10min 12  計6.5時間露出
今回輝星の色はSAO合成の輝星をHαに比較明で合成し、輝星の大きさをそろえてから再度SAO合成して星の周囲の赤紫化を防いでみました。
通常SAOはその写りから、レベル調整で例えば今回はHα4000、O3は1000、S2は2000でカラー合成してまっ緑になるのを防いでいるので、当然そのままではHαの輝星だけ小さく、色が赤と青に傾いてしまいます。
ナローで写すとこんな感じというのはわかりました。かなり荒れた画像で詳細な星雲の構造は、ブロードバンドよりはかなり良く撮れてはいますが全然だめです。
機会みてまた撮ってみたいですね。

 先日9月20日に千葉で撮影したアンドロメダ銀河の画像処理をし直して見ました。
光害かぶりが結構あったのと、途中で鏡筒反転していてかぶり除去が難しかったので、ぴんたんさんのFlatAideを使用してバックグラウンドを整えてからレベル補正等をしました。
 若干のトリミングをしています。
4017c816.jpg

前回のはかぶりを取りきれず、バックグラウンドの輝度をかなり下げていたのですが、今回は自然な感じのグレーでまとめられました。全体としてはあまり変わっていませんです。

 9月18日富士山にて撮影したハート星雲の画像を、街中で8月22日撮ったHαを加え再処理してみました。
f5a7972e.jpg

機材データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  LRGB-20℃冷却  Hα -5℃冷却
    Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分14枚  
      RGB各5分(2×2ビニング)6枚 LRGB計3時間50分露出
      baader planetarium Hα 7nm、10min 9枚 Hα計90分露出
              トータル5時間20分露出
星雲のディテールはかなりアップしました。
輝星の色が自然に出るようHαとの組み合わせに苦労しました。

昨晩はブログ友のひろたろうさんのお誘いで、赤城は新坂平に遠征に行ってきました。
 一昨日のKダムに引き続き連荘での遠征ですが、友人との合同遠征はまた特別なので眠い体を奮い起こし出発しました。新坂平は初めての場所ですがひろたろうさんの詳細な案内で全く迷うことなく到着いたしました。ひろたろうさん、有難うございました。到着時は全天の曇り空で、その後のGPVの予報も悪化し、内心あきらめかけていましたが、予報に反し晴天となり無事撮影が出来ました。
 その間、雲の晴れるのを待つ間夕食をひろたろうさんにご馳走になり、食後のコーヒーまで戴きながらの天文談義は大変楽しく、このままたとえ晴れなくても来て良かったと思いました。ところがみなさんの心がけが良いのでしょう、予報に反して晴天に恵まれ撮影が無事終了し、まさに思い出に残る遠征になりました。ひろたろうさん、是非次回も宜しくお願いいたします。

 昨晩の対象は時間的、場所的な点からNGC1499カリフォルニア星雲にしました。
自分的には初物です。
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ほぼ赤一色の天体ですがその構造はなかなかおもしろいです。
撮影データ
赤道儀 Vixen AXD 鏡筒タカハシ ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress Trius SX-36  -15℃冷却 Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分16枚  
      RGB各5分(2×2ビニング)R4枚、B4枚、G5枚 計3時間45分露出

ひろたろうさんが伊勢えびに似ているとのことですが、まさによく似ているなと思います。
画像処理変更し赤を押さえ飽和部分を改善しナチュラルにしました。
星雲の構造はなかなかクリアーにはでません。ナローの方がいいかもです。
9.23 再度若干画像処理変更しました。


 相変わらずのあまり良くない天候ですが、昨夜やや天候が良さそうな房総方面に遠征しました。いつものAダムではなく、すこしでも天候の良さそうなより南に位置し、街灯の点かないKダムに初めて行きました。途中の道路が狭くAよりアクセスは悪いですが、視界が開けていてAの様に街灯が点いていない良さそうな場所でした。昨夜は幸い午前一時過ぎまで晴れ間に恵まれました。
 
 昨夜は天候によって、曇られたとしても短時間で撮れそうな明るめの天体ということでM31アンドロメダ銀河にしました。結局5時間弱露出出来たのでもっと淡い対象でも良かったかもです。

M31アンドロメダ銀河
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撮影データ
赤道儀 Vixen AXD 鏡筒タカハシ ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress Trius SX-36  -5℃冷却 Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分18枚  
      RGB各5分(2×2ビニング)R7枚、B10枚、G6枚 計4時間55分露出



眠くて思考回路があまり良く働いてなく、画像処理取り敢えずです。


  ここのところ天候不良が続き折角の新月期なのになかなか遠征に行けません。
そこで昨夜はかなり厳しいGPVの予報でしたが駄目もとで賭けで須走りに遠征してみました。
 シルバーウイークのためか道路は渋滞して3時間以上かかりかなり疲れた上、大月あたりではどんよりした曇り空で意気消沈していたところ、山中湖過ぎたあたりで晴れ間が見え始め、俄然元気良く須走り5合目に登りました。初めての所で撮影場所が良く分からなかったですが、先客の同好の方が見つかり隣に駐車したら偶然ぴんたんさんでした。ご挨拶をしたところ、先日の天文ガイドの初入選を祝って戴きました。ぴんたんさん、有難うございました。
 須走りは下が未舗装で湿気がひどいです。空も当初今一つで天の川が不鮮明でしたが、さすが標高が2000mと高いせいで軽く下に雲海が懸かって、かなり良い状態になりました。ただ気温が5℃でかなり寒かったです。
 昨夜は前回の反省を踏まえ、手順を良く考えミスの無い様に短時間で撮影に入れるよう努力したつもりですが、ドリフトアラインによる極軸調整にやはり時間が掛かり、更にピント合わせで左右のスケアリング合わせに手間取り、21時50分到着で撮影開始23時40分と2時間弱と短縮出来ていません。難しいです。イプシロン180EDはF2.8で明るいハイスピード撮影の鏡筒であると同時に焦点深度が浅いので、ピントがシビアですからここに時間掛けないとぼけぼけになってしまいます。風景写真なら前ボケや玉ボケで味のある写真が出来るのですが天体写真ではそうはいかないですね。ピント合わせのために数十秒露出しては、画面の隅を拡大してバーチノフマスクの光条をチェックしていくのはなかなかささっとは出来ません。もっとも時間掛けていくことで温度順応は十分出来ました。
 昨夜の対象はIC1805ハート星雲です。ベテランの方には飽きてきている対象ですが、1年と少しの自分は昨年撮ったものの完全に露出不足の不出来なものでしたのでリベンジです。
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 まだまだ画像処理途中ですがとりあえずアップします。
撮影データ
赤道儀 Vixen AXD 鏡筒タカハシ ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress Trius SX-36  -20℃冷却 Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分14枚  
              RGB各5分(2×2ビニング)6枚 計3時間50分露出
 昨年よりはかなりレベルアップでまずまずといった成果でした。

若干画像処理変えてみました。輝星の色を残しつつ、うるさい感じの微光星を抑えてみました。


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 ぴんたんさんのアドバイスで右上の飽和気味なのを直してみましたが全体に今一つのハート星雲です。まだまだ画像処理勉強不足ですね。


 このたびは台風の影響で大変な水害の被害が出ました。その地域の方々にはお見舞い申し上げます。そして一日も早い復興をお祈りいたします。

 天体写真も撮れる機会がなかなかありません。11日もGPVの予報は晴れるのはピンポイントのみで難しい状況でした。大概こんな状況で出撃しても現地は曇りか晴れても一時的で満足に撮影出来ないことが多く、また此処の所の遠征の高速代で家内に叱られ、遠征回数を減らすため11日は出撃をあきらめました。しかし、その晩ブログ友のひろたろうさんは天候に恵まれたとのことで、ご一緒出来なかったことが大変悔やまれました。
 昨夜はリベンジに、天候の見込まれる千葉方面への遠征を決めました。難しい予報でしたがまずまずの天候で、うす雲が時折横切るものの、
撮影対象付近に厚くかかることなく薄明終了から午前1時過ぎまではほぼ快晴で、その後やや曇ってはきましたがトータル4時間半撮影することが出来ました。
 撮影対象は当初鳳凰星雲Sh2-142と思いましたが、撮ってみると対象はやや小さくかつ不鮮明な印象で、40分撮った時点で急遽アイリス星雲とその付近の散光星雲をターゲットとしました。
 今回はピント合わせのピントスケールが不調でピント出しに時間が掛かった上、ドリフトアラインも手間取り、対象の変更等もあったりで現地到着19時前にもかかわらず、1枚目の写真が上がってきたのが21時42分と大幅に時間を掛かってしまいました。このあたりを次回どう改善していくのが検討課題です。

アイリス星雲と付近の散光星雲
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 撮影機材等データ
赤道儀 Vixen AXD 鏡筒タカハシ ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress Trius SX-36  -5℃冷却 Maxim DLで撮影 
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分18枚  
               RGB各5分(2×2ビニング)6枚 計4.5時間露出
 こういったH領域ではない散光星雲は画像処理が難しいです。なかなかイメージ通りにいきませんでした。

画像処理やや変えてみました。
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かぶりに見えても反射星雲の一部であったりして、なかなか難しいです。



  昨夜はGPVでは予報が悪かったですが、仕事場に機材を持ち込んであわよくば晴れ間がでれば撮影したいと思っていました。実際に予報に反して晴れていたので機材を展開し、仕事場は街中ですのでナローバンド撮影することにしました。
  対象は迷いましたが、ナローのカラーSAO合成が以前不本意な結果だったので、今回比較的O3の良く写る北アメリカとペリカンを対象にナローバンドO3とS2を撮ることにしました。
 
街中ではO3とS2はかぶり等で厳しいですが撮影してみました。天頂付近でかぶりの少ない時間帯を中心にO3とS2を各2時間ずつ露出して以前2時間露出で撮ってあったHαとカラー合成してみました。当初3時間ずつの予定でしたが残念ながら雲が出て2時間ずつになりました。その上かぶりがひどく、画像処理は難しかったです。
そのことばかりではなく、カラーバランスや輝星の色合いなど、SAOのカラー合成は難しいです。

北アメリカ星雲&ペリカン星雲 ナローバンドSAO合成

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撮影機材他データ
赤道儀 Vixen AXD 鏡筒タカハシ ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  -5℃冷却 Maxim DLで撮影 
フイルター baader planetarium Hα 7nm、 15min 8枚
                                      O3 8.5nm 15min 8枚
                                       S2 8nm  15min 8枚   計6時間露出
  前回のIC1396やチューリップよりはかなりましになりました。
カラフルでかつブロードバンド撮影よりも星雲の構造をより立体的にかつ詳細に表現出来たと思います。



 かねてより念願だった天文ガイドのフォトコン入選の夢が叶いました。
天文ガイド読者の天体写真月例コンテストの10月号に、7月10日に戦場ヶ原で撮ったサドル付近が掲載されました。デジタル版を購入して今分かりました。

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 本の文面は著作権のこともあり省いています。
自分の様な駆け出しには全くまぐれとしか言いようがありません。
でも遠征地でおっちゃんさん、ぴんたんさんや龍之介さん、CSTの早川さん、そして星友のひろたろうさんに沢山沢山、いろいろ教えて頂いたお陰様です。御礼申し上げます。有難う御座いました。今後ともご指導宜しくお願い致します。

 赤道儀はこの時はRainbowastroのRST-400で、大型赤道儀でガイドも決まってしっかり撮った初物でした。更にピントスケールも導入して時間をかけてピント精度を上げて星像を綺麗にした事と、この夜はシーイングが好条件だったことから、写真のクォリティが以前と違ったので、もしかすると入選するかもという期待は若干ありました。
 でもまだまだ画像処理の技術は良く解っていません、こうして写真を見るとカラーバランスも今一かと。本当にまぐれだと思います。ただ結果は結果として大変嬉しく思っています。
 これを励みに更なる良い作品が出来るよう精進したいと思います。
重ねて先輩方諸氏に御礼申し上げたいと思います。有難うございました。


 ここのところずっと天候は良くないですが、ガイドシステム変更のためテスト撮影に近所の田んぼに出掛けました。
 ガイドは昨年末からオフアキを導入してStarlightxpressのLodestarX2を使用していました。ガイド星の止まりは大変良く、特にAXD赤道儀を使用してから0.2ピクセル以下のエラーのみで満足できるものでした。
 しかし、駆け出しの自分にはまだまだ理解出来ていないことが多く、オフアキにかぎりませんが、ガイド星がエラーなく止まっていても、極軸のズレによって画像の回転が生じる事に今更気が付きました。それはエラーグラフには現れません。
しかもオフアキではその回転軸の中心が撮像の外のプリズムから得た所に写るガイド星なので、回転ズレにより、回転の中心軸から離れた撮像の星像が大きくずれしまい。写り方に影響が大きい可能性があると考えられます。この点は極軸調整をどこまで追い込めるかで変わってきます。
 以前からEQ6等では極軸合わせのコマンドで合わせていたので問題はあまり無かった?(これが正確かどうか怪しいですが。)のですが、AXDではドリフト法を用いることとなります。夜遅めに撮影地に着く場合時間が無く、ドリフト法に十分時間が掛けられ無い事、そして自分のドリフト法の不正確さを考え、撮影の失敗の可能性をなるべく少なくするため、オフアキをやめいったんガイド鏡を用いる従来のシステムに戻す事にしました。
 ただオフアキをやめることよってガイドエラーの増加からくる星像の変形がくるようではまたオフアキに戻す事も考えます。あとフラットの等光曲線を見たときに
オフアキのプリズムによる減光も気になっていましたので一度オフアキを止めることにしました。
 60mm口径のF4、焦点距離240mmのガイド鏡をε-180EDの側面に設置、焦点を合わせ、中心をε-180EDの撮像の中心と一致させ、回転ズレが起こった際に撮像に被害が及ぶのを最小にしました。これの調整とPHD2によるドリフト法の習熟、それとMaximDLによるデザリング撮影の試しをしたかったのです。
 天候はGPVでは駄目でしたが、気象衛星の画像では何とかなりそうなので自宅を出発し現地で機材を展開しました。雲はたびたび通り過ぎましたがなんとか星は見えたので調整を終える事が出来ました。ガイドエラーはオフアキよりやや増えましたが雲が来なければグラフはほぼ一直線でした。
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 雲が多い中、雲の合間に胎児星雲IC1848を撮ってみました。
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撮影機材他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド ガイド鏡F4 240mm starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  -5℃冷却 Maxim DLで撮影 
フイルター baader planetarium Hα 7nm、10min 9枚   計90分露出
 
  雲がある中まともに10分撮れたのは1-2枚で、結果的に残念な画像ですが一応記録として載せておきます。
 ナローバンドでは星像の良し悪しがわかりにくいのでガイドシステム変更による変化の確認は次回新月期の撮像をみて決めます。
 この夜は20℃位で平地でも随分涼しくなりました。
 次回新月期に向け準備は整ってきました。あとは天候の回復を祈るばかりです。

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