天体写真Diary

天体写真の趣味に没頭している毎日です。

2015年08月

 ここ5日間仕事で缶詰です。遠征には行けません。
しかし、仕事場の屋上は光害地ですが、仕事の合間にチャンスがあればと撮影の機会を狙っていました。天候はどこも思わしくない様子でしたが、昨夜さいたま市は早い時間は若干晴れ間がでてくる予報で、準備していました。幸い晴れてきて、ナローバンドHαで撮影を開始しました。
 まず最初の対象はサドル付近からクレセント星雲にかけての散光星雲です。
このあたりの散光星雲はナローで撮ると様々な変化ある形に広がっていて実に面白い模様です。サドル付近の右側はまさに洞窟の様ですし、左下のなんか狼が口を開けている様に見えます。クレセント星雲の下は波しぶきの様に見えます。
構図を変えて撮って楽しめる領域だと思います。

サドル付近からクレセント星雲にかけての散光星雲
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撮影機材他データ
道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  -5℃冷却 Maxim DLで撮影 
フイルター baader planetarium Hα 7nm、10min 9枚   計90分露出

その後一時曇ってしまいましたが、夜半再び晴れ間が出てきたので、IC1805ハート星雲を狙ってみました。しかし、たびたび曇が横切りガイド星をロストすることが多くあり、写真の出来は全然駄目でしたが記録として一応アップしておきます。

IC1805ハート星雲
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道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド
カメラ starlightXpress SX-36  -5℃冷却 Maxim DLで撮影 
フイルター baader planetarium Hα 7nm、10min 9枚   計90分露出

遠征に比べナローバンドHαのみはさみしいですが、機材に触って撮影するのは楽しいです。移動がないのは楽で、天候ものんびり待つ精神的ゆとりがあります。
構図の取り方の練習や機材のチェックとしても意味はあるかと思います。

 お盆で実家のある岐阜に帰省しました。
この間に岐阜のひるがの高原に家族を連れて夏の天の川とペルセウス流星の観測に行ってきました。
 流星はいくつかは見れました。なにより、新月期の天の川と、スバルやアンドロメダ銀河、そしてたくさんの星が見れて家族は満足したようです。自分一人で遠征にたびたび出掛けるので、たまには家族サービスです。まずまず好評でほっとしました。

 家族も連れている中あまり時間も取れなかったのですが記念の一枚です。

夏の天の川。大三角、アンドロメダ銀河とペルセウス流星
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道儀:Vixen GPD2 ノータッチガイド
 カメラ:NikonD800E(無改造) 3分14枚 計42分露出 ISO感度800
 レンズ:TAMRON SP15-30 F2.8 Di VC USD 15mmでF4にて撮影
14枚撮って一枚流星が映っていました。

 昨夜はGPVの天候予報の回復兆候を信じガリバーに遠征して来ました。
ピンポイントで難しいかと思いましたが到着後快晴となり一晩中撮影出来たのは幸いでした。
今回のターゲットはおなじみケフェウス座IC1396です。昨年は全然撮れなかったですし、今年はナローバンドで不完全燃焼でしたので、がっつり撮ろうとまだ明るい内に現地に到着し、準備万端でしたが、こんな時にまたまたやらかしてしまいました。
2時間の1クール撮影の後L画像追加してのクオリティのアップを図ったのですが、気を許して仮眠したところ、この間1時間のL画像がピンボケでボツになってしまいました。
その前から少しづつずれていて、気が付かなかったです。今回の様な早い時間からの撮影では温度変化によるピント位置のずれは経験していて、鏡筒の温度はモニターしており確認はしていたのですが。やはり再チェックする必要があったようです。
その後月が出てきてしまいましたが、三日月で方向的にも良さそうでしたから薄明までLを追加撮影しました。

ケフェウス座IC1396
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赤道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36  -15℃冷却
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター  L10分24枚 (内18枚使用) 
               RGB各5分(2×2ビニング)6枚 計5.5時間露出
風がやや強めになったりもしましたが、今回AXDとイプは最大で0.5ピクセルのズレに留まり、安定したガイドをしてくれました。


若干画像処理を変えてみました。

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より自然でかつ星雲の構造を強調しつつ、背景の輝星の色を残してみました。WEB上
はPCのモニター上と色目や明るさが食い違い、なかなか思った通りにならないです


 前回のHαでのチューリップ星雲をSAO合成にてカラー化してみました。
 
 ナローバンドフイルターのHαはいつも思うのですが光害に強く、月の光でもOKなばかりか、星雲の微細な構造をブロードバンドよりずっと鮮明に映し出してくれます。星の形、色は不自然ですが宇宙の天体の素晴らしさ、雄大さを表現してくれる冷却CCDカメラの強力な武器です。その一方でO3とS2の両フイルターはHαと違い、星雲がなかなか写ってくれません。非常に淡く写るので生半可な露出では強調過程で荒くなってしまいます。これは困ったものです。時間と労力が相当必要で、気の短い自分にはハードルが高いです。
 今回それでも長時間掛けて頑張ってみましたが、もともと淡い天体であるチューリップ星雲を選んだのは失敗ですね。画像処理の結果かなり荒れた感じになってしまいました。次回への課題です。

チューリップ星雲 SAO合成
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赤道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36  -5℃冷却
フイルター baader planetarium Hα 7nm、10min 16枚 15min 6枚
      O3 8.5nm 10min(2×2ピニング)18枚
      S2 8nm  10min(2×2ピニング)17枚   計10時間露出

 出来はあまり良くありません。次回もっと輝度の高い天体で再チャレンジしてみます。

 お月様が煌々と輝いているこの時期はやはりナローバンドに挑戦です。

 今回は7月30日街中と、昨夜の近所の田んぼの二晩でナローバンドHαのフイルターにてチューリップ星雲を撮影してみました。昨夜はO3、S2も撮っていますが、まだ枚数不足で今晩再度追撮してSAO合成の予定です。

白鳥座 チューリップ星雲(シャープレスカタログsh2-101)と周辺の散光星雲 

8ca1883e.jpg


赤道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36  -5℃冷却
フイルター baader planetarium Hα 7nm、10min 16枚 15min 6枚
                      計4時間10分露出
うす雲と月明かりの影響で周辺の散光星雲を描出するのに時間が掛かりました。
今夜もがんばってO3、S2撮りますがO3がこの天体は映ってきません。

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 トリミングした画像はこちらです。

眠いですが今晩も出撃の予定です。

 満月期で通常のブロードバンド撮影は出来ませんが、ナローなら撮影可能です。
先日購入したbaader planetariumのO3、S2のフイルターと以前から持っているHαで
SAO合成するために7月30日は街中でクレセント星雲、31日は粕尾峠にてIC1396を連日ですが撮影しました。
 SつまりS2フイルターは硫黄の成分で反応する光、AつまりHαは水素で反応、
そしてO3は酸素でとのことで、これらの成分が天体の各星雲のガスに含まれていて
隣り合う恒星の光を受けて反応して出す特定の波長を、フィルターを通して検出しているらしいですが詳しくはわかりません。
こういった特定の波長の光を、それぞれS2をRed、HαをGreen,O3をBlueに割り当てて、擬似カラー化したものがSAO合成ということらしいです。
 今回まず30日は先日近所の田んぼ撮ったHαのクレセント星雲に今回街中で追加撮影したS2、O3を用いて、SAO合成しました。

クレセント星雲
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赤道儀ケンコーEQ6PRO S2、O3はVixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36  10℃冷却(外気温24℃)S2,O3は0℃
フイルター baader planetarium Hα 7nm、S2 8nm、O3 8.5nm 
        Hα10分12枚  S2、O3は10分6枚 
                      計4時間露出
O3も露出不足ですがS2は全然足りません。Hαばかり勝ってしまって、緑一色になってしまいます。これでも若干青が入った感じです。露出時間が足りないと各カラーの
強調のため画像がノイズが多くなってしまいます。
一回の撮影時間を15分にするか、ピニングをかけて露出時間はそのままか、考えないと駄目ですね。

次に31日粕尾峠で、構図変更のためHαから撮り直したもIC1396です。
あいにく予報に反して雲がなかなかとれず。かつ構図の調整に30分以上掛かったため、露出時間が予定の半分で、ノイズが大変多くなってしまっています。
 この夜の粕尾峠は無線の方が駐車場の一角にアンテナを張り巡らし、駐車場内にテントを張って、また別のテントで電気光らせ酒盛りと独占状態でした。無線の方とは、週末たまに会うのですがここまでひどいのは初めてでした。金曜の夜ならいないかと思ったのですが、今後ここは使えないかもです。
仕方なく少し下の空き地で機材を展開しましが、下が草地で湿気と虫が多い上でこぼこで、散々な一晩でした。まだ虫に刺された腕が痒いです。下が不安定なためか、アライメント不良で天体の導入と構図の決定に手間取ってしまいました。

 IC1396

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赤道儀Vixen AXD 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36  -15℃冷却
フイルター baader planetarium Hα 7nm、S2 8nm、O3 8.5nm 
        各10min 6枚
                      計3時間露出
やはり特にS2が露出不足で全然写ってこないです。
次回考えてみます。




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