天体写真Diary

天体写真の趣味に没頭している毎日です。

2015年06月

  昨夜の天候はかなり厳しい予報で、1時間程のみのうす曇り状態の晴れ間という状況でかつそれが2時からと、薄明の時間ぎりぎりという悪条件でしたが、いろいろストレスの溜まることもあり、駄目もとで23時少し前に自宅を出発し星野河川公園に向かいました。途中車から星が見えてきたので、俄然右足に力が入り、1時間以内で到着しました。
 駐車場には先客がいらして、同好の士はこんな天気ではまず来ないだろうと思って覗くと、ホタルを見に来た方でした。良く見るとホタルが数匹飛んでいます。ここ星野河川公園にホタルがいるとは思いませんでした。久々にホタルを見て感動しました。
 機材を展開した時は雲の隙間から星が見え、極望による軸調整と3-starアライメントに入ることが出来ましたが、Polar Alignmentに入るころにはベガさえ見えなくなる程曇り、あきらめかけましたがその後快晴となり、課題の自作バーチノフマスクの確認、ピントスケールの確認、星像のチェックの後、先日街中で撮ったアメリカとペリカン星雲のRGB撮影に入ることが出来ました。
 判ったことは、星像の歪みは主鏡の問題よりピントのずれでした。単純なミスに気がつかなかった様です。ε-180EDはやはりピントがシビアです。
 自作バーチノフマスクはまずまずで、ピント合わせに問題ないようです。ピントスケールはやはり役に立ちます。RGBのフイルター間で同じ厚みなのにこんなにピントがずれ、星像が歪むとは思いませんでした。鏡筒の温度でもかなり変化するようです。
 昨夜の成果はまだ画像処理途中で、とりあえずのものです。

北アメリカ&ペリカン星雲(NGC7000、IC5067)白鳥座 距離約2000光年
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とりあえずL一枚とRGBでの画像で荒れ荒れですがアップします。
先日の街中Hαとの合成はじっくり時間掛けて処理してみます。

赤道儀ケンコーEQ6PRO 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LodestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター L10分1枚  
             RGB各5分(2×2ビニング)各4枚 計1時間10分露出
 今回光軸調整が甘くまだまだ星像がいびつですが前回よりはかなり改善しました。
結果的にホタルも見れ、星像チェックが出来て、RGB撮影も出来て良かったのです。なによりイライラした気分が天の川を見ることですっきりしたのが大変成果のある一晩でした。

梅雨に入り天候が晴れません。
そのため何点か機材整備をしてみました。

1)バーチノフマスク作成

以前購入した物も悪くはなかったですが、よりピント精度を上げるためスリットの目をより細かくする目的で、工作は苦手ですが自作にトライしてみました。

サイトからダウンロードしたバーチノフマスクのSVGfileをopenofficeでJPEG変換し、プリントしてからドイトで購入した0.75mm厚の黒色ポリプロピレン樹脂シート(PPクラフトシート)の上にあてて、ちまちまカッターで切ってみました。これは時間のかかる作業です。

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出来は駄目駄目ですが取り合えずしばらく使用してみます。

2)冷却CCDSX-36のスケアリング調整

 カメラ単独では購入時に天文ハウスTOMITAさんにお願いして調整済みですが、実際に鏡筒と接続してからは行っていなかったので調整してみました。
昨夜近所の田んぼに出掛け、星を映しながら調整したかったのですが、あいにく曇っていて星が短時間しか見えなかったので高圧線の鉄塔の光を代用しました。

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バーチノフマスクのテストを兼ねて、明かりの焦点が画角の四隅で合うかどうかチェックして合わない所はこのカメラSX-36の押しネジ引きネジの調整を利用して合わしてみました。

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3)次に最近購入したε-180ED用のピントスケールを装着してみました。


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装着は可能ですが、カメラ一式をねじ込む際オフアキの部分がピントスケールと接触するため、一度ピントスケールを外してからカメラ部分をねじ込み、その後ピントスケールを再装着しなければいけなくなり、手間が増えました。

先程の鉄塔の光でテストした結果、
LとRはほぼ同じピント位置(1/100mmのズレ)
Gは手前に26.5/100mm移動
Bは31.5/100mm手前
Hα28.5/100mm手前
となりました。
後日実際の星像でチェックした後、このデータを元にピント調整を行ないたいと思います。Lで輝星でピントを合わした後、撮影の構図ではフイルターの変更毎にこのデータでピントの変更を行なえるので楽になるはずです。

4)主鏡の清掃と再装着

主鏡が汚れていたのと、星像の変形から一度主鏡を主鏡セルから外して洗浄し

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圧迫を加えないよう気を付けながら主鏡のセンターをだして固定してみました。

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これも星像でテストしてみたいところですが、先程の田んぼでは短時間星が見えましたがピントを合わせているうちに曇られ、後日の課題となりました。

実はこの時、国際光器さんのポケット人工星ジェネレーターを購入していて、曇っていても星像のチェックを行う予定でしたがこのジェネレーターのピントが100m以上離れてもなかなかこないのであきらめました。

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次の晴れ間が楽しみです。


梅雨期間で毎日天気が悪いですが、ふと昨日GPVで、台鞍スキー場が23時過ぎ迄なら晴れそうなので思わず出撃してしまいました。距離にして200km以上もあるのに、たった2時間弱の星の夜を求めて行くのも冷静に考えるとばからしいですが、今日から5夜連続夜勤なので、行くなら昨夜しかないと強行しました。
現地に20時過ぎに到着して準備していると若干曇ってきましたが、なんとか撮れそうなので前から撮りたかった、いて座のターゲットを導入しました。
当初いて座のある南東の低空は、うす雲が掛かっていてあまり条件が良くなかったですが、快方に向かうのを信じ薄明終了と同時に撮影を開始、その後運良く快晴となり、しかも午前1時近くまで天気が持ってくれました。結局計4時間近く露出出来たのは幸いでしたが、低空の対象かつ当初および途中のうす曇りで3分の1はボツでした。

M20三裂星雲、M8干潟星雲 いて座
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赤道儀ケンコーEQ6PRO 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LoadestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36  -20℃冷却
フイルター Astrodon tru-balanceフイルター L10分12枚  
            RGB各5分(2×2ビニング) 7枚 計3時間40分露出

星像がかなりいびつです、鏡筒を再チェックしないと。
(2015.6.13 画像再処理で差し替え)



 昨日は月齢18で21時台から月の出があったのですが、梅雨に入る時期で今後天候がしばらく悪く、次の撮影が当分困難の様子につき、昨夜天候が良さそうな花立自然公園に撮影に出かけました。
 しかし、結局午前2時過ぎまで撮影は出来たものの、終始雲がかかっては消えの連続で撮影条件はかなり悪かったです。
 当初、先日街中で撮った北アメリカとペリカンのRGBを街中ではなく遠征地で撮り直す目的で、北アメリカとペリカンのRGBを月が出るまでの間撮影し、次に網状星雲をHαで撮影してみました。
北アメリカとペリカンは月の出るまでの撮影でしたが、高度が低くまた雲の影響であまり良く撮れませんでした。
網状星雲も月が出てからナローバンドのHαで撮影したのですが、たびたび雲がかかったので、Hαの15分12枚の露出時間3時間の3分の1はボツとなりました。

網状星雲NGC6992から6995、NGC6960 白鳥座 距離1600光年
2万年前の超新星の爆発の残骸が広がって出来たものです。
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赤道儀ケンコーEQ6PRO 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LoadestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36 フイルター baader planetarium Hα7nm
    15分12枚露出180分の中120分の画像を処理

機会を見てRGBの撮影をしてカラー化してみたいです。

ペリカンと北アメリカはこれから画像処理してみます。
なおこの夜現地でびんたんさんと龍之介さんとご一緒しました。
色々撮影のノウハウを教えて戴きました。
びんたんさん、龍之介さんお世話になりました。有難うございました。
網状星雲のHα画像処理しなおしました。
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残念ながらこの夜とったペリカン、北アメリカのRGBは没でした。雲がかかって、かぶってしまい画像になりませんでした。次回撮り直しです。

街中撮影の第2弾はIC1396です。
今回は前回同様光害のひどい街中で、更にほぼ満月(月齢16)という条件です。
本来ならこんな時は撮影しないですが、梅雨前のつかの間の晴れ間で、機材のチェックを兼ねて撮影してみました。
なるべく月と違う方向で光害の少なめの方向でと、ケフェウス座のIC1396星雲を狙ってみました。ガーネットスター(左上の明るい星)が赤く輝き、いくつもの暗黒帯からなるこの大き目の星雲は独特の模様が興味深い天体です。

ケフェウス座 IC1396 距離2500光年
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赤道儀ケンコーEQ6PRO 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LoadestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36 フイルター baader planetarium Hα7nm
    15分6枚露出90分
途中で曇ってしまい少なめの枚数なのと淡い天体で満月に近い光害のひどい条件で、
やや不鮮明な写真です。
RGBも撮ってはみましたが前回のペリカンよりさらに悪い条件で、かなり難しいです。後でトライしてみます。

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