天体写真Diary

天体写真の趣味に没頭している毎日です。

2015年05月

いよいよ星雲・星団のシーズンです。
今晩は久しぶりにε-180EDをだしました。光軸調整とオフアキの調整をして、
はくちょう座のデネブ付近の有名なペリカン星雲・北アメリカ星雲を
街中で狙ってみました。周辺には24時間営業の施設もある、
1-2等星が見える程度の光害のひどい場所です。
テストを兼ねて、Hαのナローバンドをメインに撮影しました。
途中経過の写真です。

はくちょう座  北アメリカ星雲 ・ペリカン星雲 距離2000光年
北アメリカ星雲とペリカン星雲は隣にある同一の水素からなる星間雲で構成されています。近くの恒星の紫外線を受け発光しています。
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赤道儀ケンコーEQ6PRO 鏡筒ε-180ED
ガイド starlightXpress LoadestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ starlightXpress SX-36 フイルター baader planetarium Hα7nm
    15分8枚露出120分
RGBも一応撮ってみましたが光害でかぶりがひどくこれからチャレンジしますが
難しいです。
カラーにしてみました。RにHαを比較明ブレンド、RGB合成してかぶりをとってから
Hαと輝度合成しました。その際ピンクにならないようRGBの彩度、Hαの輝度等を調整してあります。
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5月22日に引き続いて24日も遠征してきました。

GPVでは夜半には晴れる予報でしたが、最後までうす雲の残る残念な天気でした。
そのため今晩の大間々台は天体観測に来ていたのは自分独りだけでした。
今回のターゲットは、22日に時間が足りなく未消化に終わったM109を、
前日の70分の露出に加え、今宵は170分の計240分の露出掛けて画像処理しました。

M109銀河 おおぐま座 距離2700万光年

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赤道儀 rainbowastro RST-400  鏡筒 ケンコーSE250N
ガイド starlightXpress LoadestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ モノクロ冷却CCD QHY9 フイルター baader planetarium 
L10分12枚 RGB各5分8枚(2*2ビニング)露出240分
若干のトリミングあり。
前回のよりはかなり改善していますが、天候の関係でまあまあの画像です。
いよいよ春の銀河のシーズンも終わりに近いので、次回からは鏡筒を
ε-180EDに変え、星雲・星団をターゲットにしていこうと思います。


昨日は大間々台に遠征に行きました。

その前13日は、昼頃までは晴れのの予報で南会津の高杖スキー場に遠征しましたが、
17時過ぎから天候が悪化、曇りとなってしまいました。それでも星は見えていて、
アライメントから構図決め、そしてピントをだしている間に曇ってきて、
数枚撮ったところで完全に曇ってしまい中断、更に黒い雲が出現したので
機材を撤収しました。しかし、その後再び晴れてきたのであわてて機材の再設置、
アライメント施行したところでまた曇ってしまい、午前1時をまわってあきらめて
撤収しました。そして帰る頃にまた晴れてきました。
全く振り回された一晩でした。

21日夜も天候が若干怪しい中大間々台に遠征したのですが、
この夜は星像の突然の悪化で全く撮れなかったです。その星像は

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こんな感じで当初ガイド不良を疑っていろいろ調整しましたが駄目でした。
その後数秒の露出でも同じ傾向の星像でした。数秒の露出ではガイド不良や
赤道儀の不良は考えにくく、先日汚くなった主鏡の洗浄を行っていたので、
ここにきて光軸不良と考え、その場で光軸調整を試みるも全く改善せず
お手上げで失意のまま帰宅となりました。帰宅後光軸再調節をし、
光軸不良は取り付けの不良からくる移動中のずれと考えしっかり固定して
連日の遠征となりました。
翌22日である昨晩は光軸調整用にLEDパネルを持参しました。
観測地手前のパーキングで光軸が合っていることを確認して現地大間々台に入り、
機材を設置、アライメントに入り星像を確認したところ全くいびつで、
金平糖を変形させたようです。ショックでした。
改善どころか悪化していたのです。
愕然とする中ピントを出し入れして星像を見ているとあることに気づきました。
SE250Nでは主鏡を止める爪が6つあるのですが、
この爪の部分がへこんだ様に見えます。
つまり主鏡押さえで主鏡が圧迫変形していたのではと考えたたのです。
あきらめの境地でしたが、鏡筒を下ろし、主鏡セルをはずし、
現場で修繕にかかったのです。
主鏡をとめている6つの爪をいったんはずし、かるく止まるぐらいでの固定と
しました。主鏡セルを取り付け、車の中で外に光が漏れないようにしながら
LEDパネルを使い光軸を合わせ、祈るような気持ちで鏡筒を載せ
アライメントで星像を確認したところ、星像は直っていました!

一連の出来事は大変でしたが良い経験となりました。大幅に予定を
過ぎていましたが
当初の狙いのNGC4725銀河を導入、撮影開始しました。

NGC4725銀河   かみのけ座  距離4000万光年
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赤道儀 rainbowastro RST-400  鏡筒 ケンコーSE250N
ガイド starlightXpress LoadestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ モノクロ冷却CCD QHY9 フイルター baader planetarium 
L10分6枚 RGB各5分4枚(2*2ビニング)露出120分

無事撮影が出来てほっとした瞬間です。
時間が若干あったので、M109銀河を導入しました。

M109銀河 おおぐま座 距離2700万光年

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赤道儀 rainbowastro RST-400  鏡筒 ケンコーSE250N
ガイド starlightXpress LoadestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ モノクロ冷却CCD QHY9 フイルター baader planetarium 
L10分4枚 RGB各5分2枚(2*2ビニング)露出70分
若干のトリミングあり。

露出時間が短くとりあえずの一枚です。次回きっちり時間を掛け撮りたい
形の良い銀河です。

こんな感じで何かとトラブルが多い天体写真ですが、楽しんでやっていこうと思います。
最後に帰りの大間々台からみた日の出です。
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昨日RainbowAstro社のRST-400赤道儀が届き、いきなり遠征に持って行きました。
お昼に遅れて荷物が到着し、仕事で時間がなく説明書(英文)もろくに眼を通していない状態で星友のひろたろうさんとご一緒に星野河川公園に遠征しました。

現地には幸い明るい内に到着し、説明書を見ながらビニール袋からとりだしたピラー脚、赤道儀本体を組んでみました。ピラーのトップと赤道儀のベースプレートの接合のボルトのつけ方でいきなり躓き、購入した天文ショップTOMITAさんにTELして聞きながら組みました。流石にEQ6と比較するとでかくて頑丈そうです。そして重い。

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この赤道儀の特長としては本体重量24kgと、タカハシのEM400よりやや軽く、
荷重は40kgと大概の鏡筒を載せることが可能です。
GPS内臓で位置情報を自動的に取得してアライメント補正してくれます。
極望はビクセンタイプで極軸合わせも確実な上、アライメントを6スターとることで、極軸の高度、方位のずれについてノブの回転角度まで正確に示してくれます。
このノブはかなり精度が高く、極軸合わせが楽に正確にできます。

クランプフリーでのスムースな動きは実に滑らかでした。クランプの締め付けも確実でかつ締め付け力も調整可能です。
モーターはスイス製のDCサーボモーターで、ステッピングと違いモーター自身で回転角度を検出しながら指示の角度まで動くものです。GOTOモードでスターの導入は素早く、一発で決まります。
ヘッドにセンサーが付いていて、ホームポジションを自動的に検出する機能があり、鏡筒の先を西向き90度に自動で持っていってくれます。ここがスタートの基準でここからアライメントを合わせていきます。

コントローラーはsynscanを一回りでかくしたものです。天体カタログは大きさ、明るさや位置情報まで細かく表示してくれます。GOTOであと何秒で導入することまで表示しています。
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表示は英文です。synscanと若干似ていて、慣れてはいましたが、より高度に設定項目も多く、難解です。説明書を読んでもなかなか理解しにくいです。もっとも今夜は時間がなく、ろくに読んでいない状態で夜の遠征でしたので事前に熟読していればもっとスムースに扱えたと思います。1-2時間格闘してようやくアライメント、極軸調整、が出来ました。
この夜はM64を導入して撮影してみました。シーイング悪いせいかガイドがきまらず、ガイドスピード、maximのaggressive値、Caltimeと設定を変えるもなかなか安定しません。赤道儀の反応はすごく速いのですがグラフは落ち着きませんでした。
後でわかったことですが、アライメントの設定を間違っていました。

M64 黒目銀河 かみのけ座 距離1600万光年
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赤道儀 rainbowastro RST-400  鏡筒 ケンコーSE250N
ガイド starlightXpress LoadestarX2 Maxim DLでガイド、撮影
カメラ モノクロ冷却CCD QHY9 フイルター baader planetarium 
L10分6枚 RGB各5分4枚(2*2ビニング)露出120分
若干のトリミングあり。
New赤道儀ですがあまり良く写っていません、残念でした。

ピラー脚はこの様に内部に全ての部品が収まり、取っ手も付いていて運搬しやすいです。ちなみにこのピラー重量は14kgと軽量です。
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赤道儀は付属でこの様なケースがついています。ただこの丈夫なケース重いので、
中味込みで34kgにもなり、かなり重いです。ただころころ転がしての運搬が可能です。
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開けるとこんな感じです。
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説明書を熟読し、次回は更なる進歩した写真を撮りたいです。

 2015年5月2日
 満月(月齢13)ですが、翌日休みでかつしばらく天候が悪いようなので出撃しました。狙いは惑星で、標高の高い所(標高1200m)でシーイングが改善するかどうかを確かめるため、自宅でなく粕尾峠で惑星を狙ってみました。
 連荘の仕事を終え、自宅に戻って機材を積み込み出発し、到着は20時近くとなりました。天候は良さそうでしたが満月で明るく、まるで昼間のようです。3ないし4等星までしか星が見えません。あまり期待せず西に傾きつつある木星をCCDに映し出してみました。
結果は自宅で撮影したのとあまり変わりませんでした。シーイングは大気の状況で変化するもので、標高1000m位では変化無いのかも知れません。
とりあえず画像処理してみました。

Jupiter
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機材 鏡筒ケンコーSE250N 赤道儀EQ6PRO 
   カメラ イメージングソース DFK21AU618.AS
   RegiStaxで2分間の動画の3900フレームの内、良好の1/3フレームを
   スタック、画像復元処理、ステライメージで仕上げ

 次に土星も狙おうと考えましたが、まだ南中には時間があり、試しにM51を撮影したところカブリはひどいものの、予想に反して良好な画像を得られたので本格的に撮影を開始、Lを10分12枚、RGBを10分各2枚と3時間も粘ってしまいました。

M51子持ち銀河 りょうけん座 距離2300+-400万光年
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機材 鏡筒ケンコーSE250N 赤道儀EQ6PRO ガイドLodstarX2
   カメラ モノクロ冷却CCD QHY9 -30℃ フイルターbaader 
   planetarium L10分12枚 RGB各10分2枚(2*2ビニング)露出180分
撮影 ガイドともMaximDL
画像処理ステライメージ photoshopCC トリミングあり。

結果まずまずでしたので土星ではなくM27を撮影することにしました。

M27あれい状星雲 こぎつね座 距離820光年 惑星状星雲(中心星が寿命を迎えガスを放出、余熱で放つ紫外線が蛍光灯のようです。)
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機材 同じ
露出はL10分6枚 RGBは5分2枚 計90分  若干トリミングあり

こんな感じで満月の日も撮影出来ないことはないなと思いました。



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