趣味の徒然日記

天体写真の趣味はお休みしています。 今はラジコンと自作PCにはまっています。

 数日前までは福島の北部方面は確実に晴れる予報で遠征を楽しみにしていましたが、昨日から予報が次第に悪化し、非常に厳しい予報になってしまいました。諦めようかと考えていましたが、翌日も休みなので駄目元でも良いかと出発してしまいました。福島西IC付近では雲の多い状態にやっぱりだめかとがっかりしていましたが、現地到着時には晴れてきて快晴となりました。浄土平ならではの暗い空で今季最高の天の川を堪能する事が出来ました。結果的に午前1時過ぎまで晴れてくれて3時間弱撮影する事が出来たのは大変ラッキーでした。後からSCWの観測でも浄土平周辺は曇っていたみたいで本当に運が良かったです。下界は厚い雲海が出来ていてその分暗い空でしたが帰りの道は五里霧中状態で少し怖かったです。
 すぐにでも曇ってきてしまうことを予想して新規の対象ではなく街中と月の太い時のだいくらで撮影したNGC6960があまり良い出来ではなかったので、追加撮影をする事にしました。totalでAOOのみでも7時間越えの露出時間を稼げました。

NGC6960 AOO合成
79071407.jpg


機材その他データ
道儀Vixen AXD 
鏡筒 鏡筒CCA-250 1250mm F5
ガイド starlightXpress ultrastar Maxim DL/GT-40でガイド 
カメラ QHY16200A  -20~-30℃冷却  
    Maxim DLで撮影 ステライメージ8、photoshopにて画像処理

フィルター     Astrodon tru-balanceフイルター
       
    
    Hα5nm:10min 23枚
    OⅢ5nm:10min 19枚
   
          露出時間7時間

 暗い空での追加で淡い所まで描出出来ました。

 天候の悪い時期になりましたが、晴れ間があれば撮影します。運悪く夜勤と重なってしまい街中での撮影になりました。遠征地と違い光害がひどいのでナローといっても厳しいものがあります。特にOⅢは光害に弱くコントラストが出にくいのでOⅢの明るめの対象になります。今回ははくちょう座NGC7000北アメリカの中心付近にしました。綺麗なOⅢのブルーと中心付近の特徴的な構造を詳細に描出出来れば幸いです。

はくちょう座 NGC7000 SAO合成
80ab9816.jpg



材その他データ
道儀Vixen AXD 
鏡筒 鏡筒CCA-250 645レデューサー890mm F3.6
ガイド starlightXpress ultrastar Maxim DL/GT-40でガイド 
カメラ QHY16200A  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 ステライメージ8、photoshopにて画像処理

フィルター     Astrodon tru-balanceフイルター
       
    SⅡ5nm:5min 13枚(2×2ビニング)
    Hα5nm:10min 12枚
    OⅢ5nm:10min 16枚(2×2 ビニング)
           計4時間25露出

 星ナビ7月号入選しました。ある程度銀河のディテールは出たのですが、全体としての出来は微妙かなという感じでしたので入選出来てほっとしています。これで今年度入選数は7となりました。
星ナビ7月号入選作M51
22a970b3.jpg


 

 昨夜は宵の口は晴れるもののすぐ曇りそうな厳しい予報でしたが、実際には好転してきているので恐らく撮れるだろうと判断して夜勤先で街中撮影を開始しました。結果的に2時半過ぎまで撮れたのはラッキーでした。シーイングもなかなか良くディテール表現はまずまずの作品になりました。街中なので淡い所は厳しいです。

はくちょう座 網状星雲東側 NGC6992 AOO合成
bbe5c0d1.jpg

機材その他データ
道儀Vixen AXD 
鏡筒 鏡筒CCA-250 645レデューサー890mm F3.6
ガイド starlightXpress ultrastar Maxim DL/GT-40でガイド 
カメラ QHY16200A  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 ステライメージ8、photoshopにて画像処理

フィルター     Astrodon tru-balanceフイルター
       
    SⅡ5nm:5min 12枚(2×2ビニング)今回未使用
    Hα5nm:10min 8枚
    OⅢ5nm:10min 8枚
           計3時間40露出

 月の太い時期ですがこれから晴れの日も少なくなりそうな状況なので晴れそうなら出撃しようと思っていました。昨夜はSCWでは栃木以南は厳しい予報で、福島や新潟方面なら何とかなりそうなものの雲が出てきそうな予報でした。中止するかどうか悩んだ末に駄目もとでいいかと田村市に遠征してきました。結果的には朝まで快晴微風で良いお天気でした。思い切って行って良かったです。
 月が太いのとその位置から対象をはくちょう座の明るめなペリカン星雲にしました。

はくちょう座 ペリカン星雲 SAO合成
a2a2264f.jpg



機材その他データ
道儀Vixen AXD 
鏡筒 鏡筒CCA-250 645レデューサー890mm F3.6
ガイド starlightXpress ultrastar Maxim DL/GT-40でガイド 
カメラ QHY16200A  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 ステライメージ8、photoshopにて画像処理

フィルター     Astrodon tru-balanceフイルター
       
    SⅡ5nm:5min 10枚(2×2ビニング)
    Hα5nm:10min 12枚
    OⅢ5nm:5min 12枚(2×2ビニング)
           計3時間50露出

 朝帰りの仕事での中でやっつけ画像処理です。またじっくりやり直してみないと。
昨年は駄目もとの遠征はほとんど駄目な事が多かったですが今年はSCWが良い方に外れる事が多いような感じです。

 前後しますが22日は夜半から曇りのSCWの予報でしたが、前日にも予報が外れて晴れていたので予報が外れる事を期待して田村市に遠征してきました。幸い予報よりやや遅く午前2時まで撮影出来ました。前日の妙義山で撮影したM8ですがシーイングがやや不良でしたので追加撮影しました。この夜は比較的シーイングは良好でした。がしかしなかなか画像処理で前回の作品を上回る事が出来ず苦戦しています。
まだ暫定的ですが

SAO
e4f1b32f.jpg

 
AOO+RGB
dca7051c.jpg



機材その他データ
道儀Vixen AXD 
鏡筒 鏡筒CCA-250 1250mm F5
ガイド starlightXpress ultrastar Maxim DL/GT-40でガイド 
カメラ QHY16200A  -30℃冷却  
    Maxim DLで撮影 ステライメージ8、photoshopにて画像処理

フィルター     Astrodon tru-balanceフイルター
       
    SⅡ5nm:5min 12枚(2×2ビニング)+7枚
    Hα5nm:10min 3枚+9枚
    OⅢ5nm:5min 12枚(2×2ビニング)+8枚
    RGB各5min 3枚(2×2ビニング)
       
           計6時間露出

 散光星雲が昇ってくると、ナローバンドで街中撮影や満月に近い状態でも撮影出来る様になります。
 天候不良になりつつある最近なので、少しでもチャンスを増やすため月が太かろうと街中であろうと晴れる可能性があればあちこちで撮影しています。19日の妙義山遠征のあと22日は田村市、24日は街中、26日は南会津に遠征してます。最近年のせいか寝つきが悪くなり短いインターバルでの仮眠がしずらくなりました。1-2時間さっと寝て回復してまた仕事、そしてまた遠征といったスケジュールがややきつくなってきました。疲れが残ってしまい、合間の夜に画像処理が出来ず爆睡状態になってしまいます。
 昨夜は月は太めですが出かける決心をして、SCWで関東平野は怪しかったのですが福島や新潟方面は晴れる予報に南会津に遠征してきました。幸い一時午前2時に30分ほど雲ったのですが後は撮影できました。先日の24日の街中でもそうでしたが肝心の対象が上がってくる深夜のいい時間に曇られるのは困りますが撮影出来るだけましです。

 24日の街中と昨夜26日ははくちょう座の網状星雲の片側NGC6960を撮影しました。
f84e1cc0.jpg


機材その他データ
道儀Vixen AXD 
鏡筒 鏡筒CCA-250 1250mm F5
ガイド starlightXpress ultrastar Maxim DL/GT-40でガイド 
カメラ QHY16200A  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 ステライメージ8、photoshopにて画像処理

フィルター     Astrodon tru-balanceフイルター
       
    SⅡ5nm:5min30枚(2×2ビニング)
    Hα5nm:10min 15枚
    OⅢ5nm:10min 11枚
   

           露出時間6時間50分

 OⅢをメインに青くてシャープな網状星雲を目指してみました。もう少しR(Hα)が強くても良かったですね。街中での撮影に遠征地でも月の明るいタイミングでは淡い所は今一ですね。

 22日の田村市のM8は画像処理中です。

 昨夜は星友のひろたろうさんとご一緒に妙義山に遠征してきました。
天候はやや危ぶまれた状況でしたが、幸いにも薄明までほぼ快晴微風のグッドコンディションでした。現地は新月期の週末でもあり同好の方で賑わっていて、楽しい天文談義のひと時を過ごす事が出来ました。またひろたろうさんには、いつものとっても美味しいラーメンとコーヒーをご馳走になりました。ひろたろうさん、いつもありがとうございます。
 対象は当初銀河そして後半にはいて座の散光星雲をと考えていましたが、夜の短くなったこの時期では二兎を追う者は一兎も得ずになり兼ねないので、銀河は早々に諦め、後半の対象に備え焦点距離を1880mmから1250mmに変更し準備しました。しかし途中でのシステム変更は、冷却CCDを一旦取り外すためにその温度を戻す作業や、バランスの変更・極軸やアライメント再調整と、思いの外大変で時間のロスが多く課題が残りました。

 ほぼ徹夜の状況下で帰宅後、SAO合成のみで暫定的に画像処理をしてみました。シーイングも不良でしたので後日Hαを中心に再撮影の予定です。

 いて座 M8 The Lagoon Nebula
d07f58d7.jpg




機材その他データ
道儀Vixen AXD 
鏡筒 鏡筒CCA-250 1250mm F5
ガイド starlightXpress ultrastar Maxim DL/GT-40でガイド 
カメラ QHY16200A  -30℃冷却  
    Maxim DLで撮影 ステライメージ8、photoshopにて画像処理

フィルター     Astrodon tru-balanceフイルター
       
    SⅡ5nm:5min 12枚(2×2ビニング)
    Hα5nm:10min 3枚
    OⅢ5nm:5min 12枚(2×2ビニング)
    RGB各5min 3枚(2×2ビニング)今回未使用

           露出時間3時間15分

 南会津にて追加撮影したM16をAOO+RGB合成で仕上げました。SAOも30%ブレンドしています。

M16AOO+RGB
a757104d.jpg


全体としてはナチュラルのイメージで中心部の構造はナローの良さを生かしたディテール重視にしています。

14日街中撮影したM16の追加撮影するため翌15日は単独で南会津に遠征しました。
14日もそうですが事前のSCWの予報は厳しいものでしたが結果としてよく晴れてくれました。予報に反し群馬や栃木もほぼ快晴だったようです。南会津まで行かなくても天候は大丈夫だったのですが、久々の南会津の暗い空に堪能した一晩でした。

M16
2a9358d1.jpg

機材その他データ
道儀Vixen AXD 
鏡筒 鏡筒CCA-250 エクステンダーCR1.5Xにて1880mm F7.5
ガイド starlightXpress ultrastar Maxim DL/GT-40でガイド 
カメラ QHY16200A  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 ステライメージ8、photoshopにて画像処理

フィルター     Astrodon tru-balanceフイルター
       
    SⅡ5nm:5min 20枚(2×2ビニング)
    Hα5nm:10min 14枚
    OⅢ5nm:5min 24枚(2×2ビニング)
    RGB各5min 4枚(2×2ビニング)

           露出時間7時間

 周辺の淡い所の描写が向上しました。中心部は街中でほぼ十分ですがOⅢの追加でノイズ低減しました。RGBは恒星の補正のみに使用しています。
後日AOO+RGBも画像処理してみます。


 昨夜は良い天候で遠征に行きたかったですが大変残念ながら夜勤でした。
そこで街中でナローバンド撮影していました。

M16
ae3f479d.jpg

機材その他データ
道儀Vixen AXD 
鏡筒 鏡筒CCA-250 エクステンダーCR1.5Xにて1880mm F7.5
ガイド starlightXpress ultrastar Maxim DL/GT-40でガイド 
カメラ QHY16200A  -20℃冷却  
    Maxim DLで撮影 ステライメージ8、photoshopにて画像処理

フィルター     Astrodon tru-balanceフイルター
       
    SⅡ5nm:5min 12枚(2×2ピニング)
    Hα5nm:10min 12枚
    OⅢ5nm:5min 10枚(2×2ピニング)

           露出時間3時間50分

 シーイングもそこそこでまずまずディテールは捉えられました。
また遠征で残りの撮影して仕上げていきたいです。

↑このページのトップヘ